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DJ yaksa VANITYMIX 2016 AUTUMN BACK to BACK TALK

■先輩2人のプレイの魅力は?

B  朝までかかりますけどいいですか?(笑)yaksaさんは尋常じゃないグルーヴ感を出せるんですよ!で、RYOさんはうちのお店で回してもらった時に、ぜんぜん僕のわからない曲、原曲すら知らない曲をかけるので、「このカッコいい曲はなんだ?!」ってなるんですよ!だから、勉強のためにいつも隣で照明をやりながらチラチラ見てるんですよ。(笑)

R   あははは。今度タイトルも全部消しておこうかな。(笑)

Y   DJって、誰も持っていないようなすごくカッコいい曲を誰よりも自分が一番最初にかけたいとか、流行らせたいとか、少なからず誰もが思っていると思うんですよ。だから知らない曲をいいタイミングでかけるというのが、僕らにとって一番気持ちいいというか。自己満足といえば自己満足なんですけど、それを来店しているお客さんにぴったりとハメるのが一番鳥肌がたつ瞬間だと思うんですよね。昔からみていると、本当にいいDJの人って、今このネットの時代に一生懸命探してもなかなかでてこないような曲をうまくミックスしていくんですよ。僕も今はELE TOKYOレジデントをやっているので、もう2年くらいはRYOくんとは一緒にやってないですけど、BUSTA-ROWくんが言うことはすごくよくわかります!

R   ひとつ言えることは、アーティストを堀っていますね。その音楽が配信されているサイトにいって音楽を探すこともしますけど。好きなアーティストなら、この好きなアーティストは誰をプロデュースしているのかとか、されているのかをどんどん掘っていくんですよ。音を探すためじゃなくて、その人を追っていくと、こんな人とコラボしているんだとか、新しい情報がでてきたりして、そっちもちょっと調べてみようとかなるんです。そういう堀りかたをしていくと新しいものが発見できたりしますね。

Y   なるほど!

B 勉強になります!

R 音楽だけを探すということもしますけど、アーティストを追っていけば、その人の経歴だったり。絡んだプロデューサーもそうですし、面白い探り方ができるのかなって思います。

B これは、トップシークレットですね!

R ぜんぜん書くんでしょ?(笑)

全員 (笑)

■V2 TOKYOの過去と今は?

R   当初に比べたら、今は相当変わりましたよね。

Y   そうですよね。初めてのころに比べたらかなり変わりましたよ。

R   もちろん、いい方に変わっていますけどね。客層も毎回違いますよね。もちろん常連さんもいますけど、新しい常連さんも増えたり、もちろん初めての人も多いですけど。自分も今は月1回しかやってないですけど、もう一個何か新しいことをしていきたいですね。

B そうですよね。

R   今のスタイルはもう確実に定着してきているので、お客さんも慣れてきてるし、そこにもう一個何か楽しさだったり、新しさだったりをね。

Y   確かにそうですね。他とぜんぜん違う何かをやりたいですね。

B オリジナルなものをですね。

R   プラス常連さんも毎回違う楽しさがあればもっと喜んでくれると思う。しかもDJとしても新しい音楽は常に発信していきたいですよね。もちろんお客さんにもかけてほしい音楽はあると思うんですけど。僕がV2 TOKYOでやり始めたころって、どちらかというと、こっちが優先的に新しい音楽をお客さんに発信出来ていたんですよね。

Y 確かにそうですよね。

R   そうやって、パーティーやイベントというひとつのものを作り込めていたんですけどね。今はいい意味でも悪い意味でも、お客さんに併せる部分もあって。もう一度、その当時みたいにこっち側で作ってあげるというようなことができればいいかなと思っています。さっきも話しましたが、僕は今は月1回やらせてもらっているんですけど、お客さんに対してかける曲もありますけど、実は横に居るDJの子達にも新しいものを知ってもらおうと知らない曲を全体の半分くらいはかける構成でやっているんですよ。そうすることによって、今度は彼らがそれをかけることで説得力がでてくるんですよ。常連さんに対しても「BUSTA-ROWくんが何をかけているんだろう?」とか、検索アプリなどで調べてくれたりして、次の週に覚えてきてくれたらいいですよね。一時期は土曜日を金曜日と差別化しようとやっていた時代があったじゃないですか。

Y   そうですよね。ありましたね。

R   あのときも結構突っ込んだことをやってたけど、でも常連の人たちは聴いてくれて、次の週には覚えてきてくれたりして、いい感じでしたよね。

Y   そうですね。あれはよかったですよね。

R   その時は、他のクラブではあまり今みたいなEDMとか、それこそエレクトロ・ハウスなんかはかかっていない時代でしたもんね。

Y   確かにそうですよね。

R   プログレッシヴ・ハウスもね。

Y バンバン四つ打ちばっかりかけてましたもんね!

R その当時はきっとそのうちに流行るから、うちらはどんどんかけていこうと決めて、ガンガンEDMを推していったりしましたからね。だからこそ、ここでまた次の何か新しいものをどこよりも先にやりたいんですよね。今のままで満足しないで、お客さんに対しても次を提示することをやっていきたいですよね。

B 本当に常に新しいことはやっていきたいですね。お店は自分だけじゃないですし、もちろんみんなで作りあげていくものなので、RYOさんもいらっしゃるし、yaksaさんも平日に入ってもらっているので、これからもV2 TOKYOに期待してください。もちろん僕自身はちゃんとDJとして魅せていくので。言葉は軽いですけどプレイで魅せれるように頑張ります!だからぜひお店に遊びにきてください!

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