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Def Will WEB LIMITED INTERVIEW

■オリジナル曲もカバー曲もいろんな聴き方ができるし、1枚通してのストーリーとしてもいろんなことと重ね合わせることができるし、いろんな楽しみ方ができるアルバムになりましたね。

AYANO そうですね。ひとつのストーリーの締めくくりとして“Winding Road”で終わるんですけど、“Winding Road”って「曲がりくねった道」という意味で、〈永遠に続く訳じゃない〉って、ちょっとネガティブなイメージに聴こえたりもするけど、でもそれっていい意味でも悪い意味でも永遠に続かないってことだとわたしは思っているんですね。

■はい。そうですよね。

AYANO この曲にたどり着くまで苦悩や葛藤を歌った曲があって、でもその先にプラスの曲がり角があるよ、もっと先に違う未来が待っているからって、そういう背中を押してくれる曲だとわたしは思っているし、この曲はわたしたちのデビュー曲で、この曲があったからこそいまこうやってアルバムを出せるところまでたどり着けたと思っているので、そういうのも重ね合わせて聴いてもらえたら嬉しいですね。

■わたしもこの曲はこれからの道という前向きなイメージで捉えているんですが、アルバムの最後という構成はもちろん、それがデビュー曲というところにもすごくドラマを感じました。

MONNA すごい、いい解釈ですね!その通りです。

全員 (笑)

■ありがとうございます。(笑)そしてDef Willの今後ですが、解散するとうかがいました。

全員 はい。

■理由を教えてもらえますか?

LETY やっぱり小室さんあってのDef Willなので、その人がいなくなってDef Willはやっていけないっていうのが最終的な判断の理由ではあったと思います。

HINA もともと演技がやりたい子、モデルをやりたい子、歌手になりたい子っていう、バラバラな5人を小室さんが選んでくれて始まったグループだったので、小室さんがいなくなっても5人で続けていこうっていうよりは、ひとりひとりがやりたかったこと、叶えたかった夢というものにもう一度向かっていくのがベストなんじゃないかって。

■なるほど。そうなんですね。

HINA できれば一緒にいたいし、できれば続けたい。だから何回も何回も話合いをしたんですけど、自分のことも、5人のことも考えたうえで決めたことなので。全然マイナスな解散ではなく、これからのみんなの夢を叶えるための選択です。

REI 何度も話した結果、自分のやりたかったことにもう1回挑戦して、また機会があったら集まれたらいいんじゃないかなって。

■あらためて振り返ってどんな3年間でしたか?

MONNA やばい、そのクエスチョン、泣きそうになる。(笑)

全員 (笑)

■ごめんなさい。(笑)

HINA まだ全然実感がなくて、不思議な感じがしています。

LETY 小室さんの音楽に触れて、こういう考え方があるんだとか、人間ってこういう感情があるんだとか、感じたこともいっぱいあるけど、メンバーがみんな年上なので、メンバーから学んだこともいっぱいありますね。MONNAもそうだし、ね?

MONNA MONNAもそうってどういうこと?

LETY いちばん手がつけられない2人だったから。(笑)だからほんとにいろんな面でメンバーにも助けてもらったし、それを無駄にしないように生かしていきたいなと思います。

■今後、目指す道とか目標というのは?

MONNA わたしはテレサ・テンになりたいです。

全員 (大爆笑)

HINA 初めて聞いた!

LETY 3年間一緒にいて、いま初めて聞いたよね!(笑)

MONNA 歌とかジャンルじゃなくて、わたしは日中ハーフなので、その架け橋になりたいし、音楽の力でそれを実現したいなって。

■素敵ですね。

MONNA わたしのことを好きになってくれるファンが、中国人だったら日本のことを好きになってくれたらいいなって思うし、日本人だったら中国人ってこんな女の子もいるんだって、ちょっとずつそうやって仲良くなっていけたらなって。

HINA わたしはこれからも音楽活動は続けていきたいし、もともと演技のお仕事がしたかったので、表に立つお仕事は続けていくつもりなんですけど、わたしの地元ってめちゃめちゃ田舎なんですね。芸能界に入りたいって言ったら笑われるくらいで。実際わたしも高校3年で進路を決めるときまで恥ずかしくて親に言えなかったんですけど、そういう子がいっぱいいると思うんですよ、環境もそうだし自分に自信がないとか。でもがんばっていたら、こうやって結果が出せるよ、ってことをわたしを見て思ってもらえるような、そんな存在でいたいなと思います。

LETY わたしは最終目標はブラジルでライブをすることですね。ソロの活動もしながらHIP HOPにも関わっていきたいし、何年後かにソロでもできる自信がついたときに日本に戻ってきて、日本でがんばって、世界でもやっていけたらいいなと思っています。

REI このグループ始めたときは学生で、そこから小室さんやいまのスタッフさんに出会っていまのわたしがあるので、この3年間の出会いを大事にして、これからも仕事ができたらうれしいですね。この3年間はいろんな意味で勉強期間だったので、それを生かしてがんばっていこうと思っています。

AYANO わたしは一通りいろんなジャンルに触れさせてもらって、最終的に何がやりたいかってときに、音楽がやりたいって思ったんです。それで小室さんに声をかけてもらいグループに入ったんですけど、記憶を遡ったら、子どもの頃からおもちゃのマイクを握り締めて歌っていたくらい歌が好きだったし、音楽に救われたこともたくさんあるから、自分もそういう人になりたいので、これからも音楽を続けていきたいと思います。

■みなさんの今後、楽しみにしているし、応援していますね!

全員 がんばります!

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
小室哲哉プロデュースの5 人組ガールズグループ“Def Will”。アーティスト名は“Definitely, we will”<必ず成し遂げる>という意味のスラング。“女性アーティスト” に対する絶対的な審美眼を持つ小室哲哉に選ばれ招集されたのが、出身も性格もルックスもバラバラな5人女の子。2018年6月27日に、小室哲哉プロデュース最後にして最初のアルバムをリリース。

https://defwill.com/

RELEASE
『Def Will』
sub
CD+DVD
AVC1-93904/B
¥4,104(tax in)

CD only
AVC1-93905
¥2,700(tax in)

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