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Da-iCE VANITYMIX 2017 AUTUMN PICK UP INTERVIEW

切なくあたたかな夏曲初のミッドアップソングリリース!

結成から丸6年目となる今年1月17日、かねてからの夢であった日本武道館でのライブを成功させたDa-iCEがシングル『君色』をリリース。これまでの夏曲とは雰囲気を変え、繊細な歌とパフォーマンスで夏の終わりの切なさをあたたかく描写した今作。そんな今作についてパフォーマーの工藤大輝、ボーカルの大野雄大と花村想太に話を訊いた。

■これまでの夏曲とはまた違う楽曲になりましたね。

雄大 今作は夏の終わりにピッタリのちょっと切ない曲になりましたね。曲の始まりを聴いたときはそんなに切ない雰囲気はないと思うし、泣けるようなメロディでもないんですけど、歌詞とメロディと振りが合わさるとすごく切なくて、それでいてあたたかくて、パフォーマンスをしていても泣きそうになるくらいなんですよ。誰もが経験したことのある片想いを歌った曲だし、こういう曲ってきっと届きやすいと思うので、心に刺さるシングルになったと思います。

大輝 いままでは割とテンポが速くて、EDM色も強くて盛り上がる感じの曲だったんですけど、今回は落ち着いたゆるやかな感じで。夏の曲をリリースしていく中で僕らも徐々に歳を重ねて、少し大人っぽいというか、グループの年齢に合った曲になったんじゃないかなって思います。

想太 MV撮影のとき、僕が昼に、雄大くんが夜にリップシーンを撮ったんですけど、どちらも遜色なく観られるというのがすごく印象的で、昼夜ともに合う曲になったと思いますね。ほとんどの曲がどちらかに偏ると思うんですけど、どちらのシチュエーションでもリップシンクが映える曲というのはめずらしいんじゃないかなって。

■曲のタイプも違うので表現の仕方も変わったのかと思いますが。

雄大 僕はけっこう入りやすかったですよ。あたまの「Here we go again」でパワフルに入って、そこから1回落ち着いて、どんどん盛り上がってサビでいちばん感情的になって、その歌とダンスがすごくリンクしてるというか、表現しやすい振りだったので楽しみながらできました。

大輝 いままでのようにバキバキ踊る感じではなく、ゆとりのある踊りというか、空白、空間の使い方が大事になってくるところがあるんですよね、こういう曲は。僕ら基本的にゆるやかな曲だとエモーショナルに踊ることが多いので、今回もそういう要素はありつつ、みんなで手を振るところもあったりして、すごくいい塩梅でできたような気がしますね。

想太 作詞してくださった方がバイリンガルの方で、英語と日本語が入り混じった歌詞なんですよね。いままでのDa-iCEのシングルは、歌詞を聴き取りやすいようにっていうところを大事にしてきていて、それが自分たちらしさっていうところでもあるんですけど、今回も英語の部分はより聴き取りやすいように、いままでの曲よりも神経を使いました。

■日本語で歌うのと英語で歌うのでは同じ曲でも全然違いますもんね。

雄大 メロディだけで言うと日本語のほうがむずかしいかなって。なめらかに歌いづらいというか。今回の英語ヴァージョンのレコーディングは英語を話せる方にディレクションしていただいたんですけど、Aメロとサビの後半部分はむずかしかった記憶がありますね。

■具体的に言うとどういうところです?

雄大 単純にメロディが速いところに英語がダーッて入ってくるんで、リズムとテンポと総合的にむずかしかった記憶があります。

想太 やっぱり母国語である日本語は表現という点では慣れているんですよね。でも英語も母音とかそこまで気にならない分、音楽的には発声しやすいから、力が抜けた状態でレコーディングできるっていう点もあったりして。今回は歌い方も全然違って、声の出し方や伝え方もまったく違う2曲、別の曲に聴こえるくらいの2曲になっているんじゃないかと思いますよ。

■歌の表現に関しては2人で話し合ったりされるんですか?

雄大 レコーディングで実際に録ってみて、そっちがそういうテンションだったらこっちもこうしたほうがいいかなって録り直したりすることや、相談したりディスカッションしたりはありますけど、そんなにカチッとした感じではないですよ。7~8年も一緒にやっているので、その辺は空気を読んでというか。

想太 逆に擦り寄せ過ぎると色が似ちゃうんですよね。だから曲によっては雄大くんはファルセットで歌っているのに僕は実声で歌っていたり、その逆もあったりっていうのもたくさんあるし。それはもうお互いの色としてあえて残しているので。

雄大 同じサビでもメロディラインがちょっと違うところもあるしね。

想太 長さとかも違ったりね。“君色”で言うと「I want you want you to be main」の部分もよく聴くと違うし、そういう細かいニュアンスの違いもたくさんあるんですよ。

雄大 持っているグルーヴがお互い違うんで、メロディラインのちょっとの違いとか、長さとかっていうのもグルーヴとしてそれぞれが表現している感じですね。

■なるほど。表現という点でもうひとつ気になるのが、どういう立ち位置で表現されているのかなって。歌詞の世界に入り込んで演じるのか、それとも自分の経験と重ねたりするのか。

雄大 僕はどんな歌詞でもある程度自分の経験にはめ込んで、感情の引き出しを探りながら表現させてもらっていますね。だから感情と歌詞が強くかぶったりするところでは泣きそうになったりもしちゃうし。

大輝 僕は立ち位置的にはスピーカー的な立ち位置だと思います。2人が歌っているものを視覚的に増幅してお客さんに届けるというのが僕の役目で、曲の雰囲気や歌詞、2人の歌を自分の解釈でどう伝えるかっていう、段階をひとつ踏んだところが僕の役目のような気がしています。

■なるほど。花村さんは?

想太 僕は雄大くんとは逆で1曲1曲作っているというか、その曲の世界観に浸って演じている感じですね。だから、曲によっては性格が変わっちゃうときがあるので、すごく困っています。(笑)

■それはあえて演じているんですか?それとも自然にですか?

想太 もう昔からのクセだと思いますね。もちろん自分に置き換えて歌う箇所や曲もあるんですけど、たいていはその曲自体を演じている気分に近いですね。

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