■「さわげるヤツだけついてこい」という歌詞が印象的だったんですけど、Block Bというグループをどう楽しんでほしいと思いますか？
ビボム さわぐのが苦手な人でも、僕たちの音楽を聴くと楽しむことができるんですよ。
パクキョン 本当に不思議なことなんですけど、僕たちのCDを買うと、なぜかさわぎたくなるんです。
ビボム だから、安心してコンサートにも遊びに来てください。
■僕はコンサートに行っても、ずっと腕を組んで見ているタイプなんです。
ビボム 僕たちのコンサートでは、それじゃダメですね。
パクキョン でも、僕たちのCDを聴けば、楽しめるようになると思いますよ。
■“My Zone”をはじめ、特にアルバム前半の曲は、強気な歌詞が多いですよね。自分たちのどういう部分にいちばん自信を持っていますか？
ビボム Block Bはジコがほとんどの曲を作詞作曲しているので、他のグループに比べて、音楽性については本当に自信を持っています。
■個人として自信のある部分は？
ビボム うーん、やさしいことかな。パクキョンさんは顔？
パクキョン いや、ボディだね。
■本当ですか？（笑）
パクキョン はい。必ず「ボディ」と書いてください。（笑）
■パクキョンさんは自信にあふれた感じがしますけど、いままでの活動で壁にぶち当たったと思うことはありますか？
パクキョン どんなことがあっても立ち直るタイプです。
■僕はパクキョンさんの弱い部分も知りたいんですけど、ビボムさんは見たことないですか？
ビボム パクキョンさんが夜、泣いているのを見たことがあります。
パクキョン 嘘ですよ、嘘！
ビボム ひとりでビールを飲みながら泣いて、しかも自撮りしていたんです。（笑）自信にあふれているように見えても、ナイーブなところもあるので、ファンのみなさんの愛情がもっと必要です。
■おふたりはどういう男性像が理想ですか？
パクキョン 僕は２つあるんですけど、ひとつは自分自身で成功を手にした人。もうひとつは家族に忠実な人。そういう姿が男性としてかっこいいなと思います。
ビボム 僕は軽くない人と、責任感のある人。言動や行動において、慎重な人がかっこいいと思います。パクキョンさんがそうなんですよ。
パクキョン 言ったことは必ず守るんです。
■パクキョンさんは、どこまで本当のことを言ってるのかわからないです。（笑）僕はBlock Bを見ていて、「ワルガキ」と呼ばれるような厳ついパフォーマンスをしているのに、キラキラした側面もある姿が素敵だなと思うんですけど、おふたりは時に“アイドル”と呼ばれることをどう思われますか？
パクキョン カテゴリーとしてのアイドルかどうかということについては、重要だとは思いません。“アイドル（idol）”という言葉は、“崇拝される人”とか、そういう意味がありますよね。その意味では、僕たちのことをアイドルだと思ってくれるのはうれしいです。僕たちのことをアーティストだと思ってくれるのであれば、それはとてもありがたいことで、もっと音楽性やステージパフォーマンスのスキルを磨きたいと思います。カテゴリーの境界をきちんと決める必要はないと思います。
■一般の人たちからは、どんな存在だと言われたらうれしいですか？
ビボム なんて呼ばれたいというよりも、ただみなさんが見たときに、かっこいいなと思われる、そういう印象を与えられればいいなと思います。
■パクキョンさんは？
パクキョン 伝説と思われるようになりたいです。
ビボム おお〜！
■日本デビューして1年10カ月ほど経ちましたけど、ここまで振り返って、自分たちに対する評価で満足している部分、まだ満足していない部分は？
パクキョン まずグループとして満足できなかった部分は、アルバムを今までリリースできなかったこと。でも、それだけ準備する時間が長かったわけですよね。だから評価すべきところは、それで高いクオリティのアルバムが作れたこと。今回『My Zone』が完成して本当に満足しています。
■次の５年、Block Bにとって10周年には、どうなっていたいと思いますか？
ビボム パクキョンさんが言ったように、伝説と呼ばれる存在になっていたいですね。
パクキョン メンバー全員が健康だったらいいなと思います（笑）。
Interview＆Text：タナカヒロシ
