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ベリーグッドマン WEB LIMITED INTERVIEW

日常のあらゆるシーンを、ベリーグットマンの『SING SING SING 5』とともに

大阪出身の3人組ボーカル・ユニット「ベリーグッドマン」が、9月6日にドラマ『伊藤くん A to E』の主題歌となったシングル『Pain, Pain Go Away feat. MUTSUKI from Softly』、10月4日にはCM・バラエティ・ドラマ・アニメ等のタイアップソング7曲を含むアルバム『SING SING SING 5』を連続リリースする。そこでVANITYMIXでは、シングル・アルバムについてはもちろん、12月より始まる初のホールツアーについてRoverとMOCAに話を訊いた。

■今回はVANITYMIX初登場ということで、まずは結成の経緯をお聞かせください。3人でグループを組んだきっかけは何だったのでしょうか?

Rover 僕とHiDEXが前身のグループ「Roofy」を組み、3年くらい活動していたのですが、ちょっとしたことで喧嘩で別れまして。その当時、クラブでマネージャーとして働いていたMOCAと出会って、僕のソロ活動のイベントに出演してもらったりしていたので、飲み友達になりました。だけどお金も底を尽きて、「このままじゃだめだ…」と思い、自主でCDを作って売り出したんですけど、全然売れず。そんな中、MOCAがCDデビューできることになって、MOCAがHiDEXのサウンドで歌いたいということになり、2人で彼のスタジオに行ったのが始まりですね。

■「Roofy」解散の原因となった喧嘩というのは?

Rover 簡単にいうと音楽性の違いかな。僕がHiDEXと2人でグループを組んでいるにも関わらず、違うエッセンスがほしくて、ソロでアコースティックライブとかをしていたんですよ。僕が作る曲って、独特なメロディなので、HiDEXは少し歌いづらいみたいで。でも僕は歌いたい。そういったはけ口をソロ活動で発散していたんですが、HiDEXは納得いかなかったらしく、そういった出来事が積もり積もって解散になったという感じですかね。

■そうだったんですね。

Rover その後、僕はMOCAのサポートをしながら活動していたら、MOCAの人気が出したんですよ!

MOCA そうか!?

Rover まぁ、多少な。そんなときにHiDEXから連絡がきて、「俺はやっぱりRoverのメロディで歌いたい、やり直さないか」と。その言葉は嬉しかったんですが、「今はMOCAと一緒に活動しているから、両立してやってもいいなら」と答えまして。その時に作った曲が“ひとりひとり”なんです。それから3人で路上やったり、セッションしたりして、大阪での知名度を上げていったという感じですね。この3人で組んでからは、良いことしかなかった気がします。

■なるほど。そこからベリーグットマンとしての活動がスタートしたんですね。ところで、これまでアルバムや配信を中心にリリースされてきて、今回の『Pain, Pain Go Away feat. MUTSUKI from Softly』は、メジャーデビューシングルの『ありがとう~旅立ちの声~』以来、1年半ぶりとなるシングルですね。なぜ今回はシングルでリリースを?

Rover アルバムリリースを1ヶ月後に控えてながらのシングルリリースって結構リスクが高いんですが、初めてドラマの主題歌に採用されたので、「取ったぞー記念」にリリースしようと。(笑)それと、僕たちを知ってもらえる入口を増やそうと思いまして。高校球児に向けたパワーソングや、『恋んトス』のテーマソングだったり、アニメ『縁結びの妖狐ちゃん』のエンディングだったり、その真ん中に今回の『Pain, Pain Go Away feat. MUTSUKI from Softly』があるので、どんな手段でも僕たちを知ってもらいたくて、今回はシングルを出そうという流れになりました。

■これまでアルバムや配信中心にリリースしていたのは、何か理由があるんでしょうか?

Rover シングルというのは、すごく良い曲であればリスナーの満足度も高いんですが、2~3曲しか入っていないのであれば、プラス1000円で12~13曲入ったアルバムを買えた方がリスナーに優しいかなと思って。曲も単品であれば300円で買える時代なので、シングルリリースは配信で賄えるという考え方なんですよね。時代性がそうさせているのはあります。

■なるほど。では、さっそく新曲“Pain, Pain Go Away feat. MUTSUKI from Softly”についてお聞きしていきます。これまで純愛や泣けるナンバーが多かったんですが、今回はそれを振り切った「チャラ男ソング」で、振り幅がすごいなと。

MOCA 僕たちとしては、本来のベリーグットマンの姿を完璧なまでに反映させている楽曲だと思っています。(笑)

■ええ!それ本当ですか?(笑)

MOCA   みなさん「嘘みたいな曲も作れるんや」と過大評価してくれるんですけど、これは本当なんです。(小声)

■ははは。(笑)リリックを読みましたが、チャラいを通り越して、ひどい男ですよね!

Rover かなりやばいですよね。

MOCA よくこんなにうまいことゴーストライターさんが書いてくれたな、と。

■いやいや、違いますよね。(笑)ドラマ『伊藤くん A to E』のために書き下ろしたとお聞きしましたが、楽曲のモデルはドラマに登場する伊藤くんですか?

Rover どちらかというと、A to E(※伊藤くんに振り回される女たち)の方にフォーカス当てましたね。フィーチャリングの方にA to Eの人の気持ちを代弁して歌ってもらえたらなと思い、リリックを書きました。この楽曲のサビ候補は3つあったんですが、それに対してドラマのプロデューサーから、「この3つをすべてミックスしたものが聞きたい」という返答がありまして。“Pain, Pain Go Away feat. MUTSUKI from Softly”の歌詞に、猟奇的なサウンド、そして僕たちらしさを練り込んで作りました。

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