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ARIANA GRANDE VANITYMIX2016 SUMMER COVER INTERVIEW

誰もが“デンジャラス”な要素を秘めている
これが自分自身であり、ありのままの自分なの。

ariana_subキュートなルックスと“ポストマライア・キャリー”と称賛される圧倒的な歌唱力で、全世界で大ブレイク中の歌手アリアナ・グランデ。そんな彼女が待望の3作目となるアルバム『デンジャラス・ウーマン』のリリースを控え、プロモーションのため来日。アルバムのことはもちろん、ファンや自身のことについて話を聞いた。

■実は大の親日家で、今は日本語の家庭教師から日本語を勉強しているそうですが、その後、日本語は上達しましたか?

A   初めて日本に来た時、日本のファンやファッション、音楽、文化、すべてが魔法のような素晴らしい体験で、息がつまるくらい大好きになってしまったの。実は友人のマット・ベネットが5、6年前から日本語の勉強をしているんだけど、その彼が帰国後LAのリトルトーキョーに連れて行ってくれて、そこでショッピングをしていたら、まるで日本にいるような気持ちになったわ。だから、マットに「日本語教えて!」とお願いして、紙にひらがなを全部書いてもらって覚えたりして……。次の日に小テストを受けたんだけど、その時は完璧だったのよ。それくらい日本の虜になってしまったの!私の目標は、いつか日本語がペラペラになることかな。

■日本人は他の国に比べるとシャイな部分もあると思いますが、日本のファンのことをどう思いますか?

A   日本のファンは、本当にキュートで優しいから大好きなの!ただ、最初の頃は日本のことに慣れていなくて、すごくシャイな要素もあるなと思ったわ。自分が登場すると「キャーッ!!」と騒いで、その後急に「シーン」ってなったりとか。(笑)その“シーン”となる瞬間をどう受け止めたら良いのかわからなくて「…写真撮る?」って自分から提案してみたり。本当に日本人ってスイートでシャイよね。しかも、アメリカではコンサート中はすごく騒がしいんだけど、日本のライブでは曲で“キャーッ!!”って盛り上がった後、その次に私が何をいうかをみんな聞き耳を立てているから、自然と“シーン”となるのよね。それが今まで自分が体験してきたこととは違って、面白いなと思ったわ。

■アリアナさんのファンサービスが“神対応”と日本で話題ですが、どんな思いでファンに接していますか?

A   私のファンは、世界の中で最も素晴らしいファンなんじゃないかと思うの。ブロードウェイに初めて立ったときから応援してくれているファンがいて、その時は今よりもファンの数は少なかったけど、絆は今と同じくらい強いものだったわ。ファンは私にとって、友達みたいな感じで大好きだし、ファン一人一人のことを心から想ってる。いつも応援していてくれて本当にありがたいわ。

■アルバムのタイトルでもあり、収録曲である“デンジャラス・ウーマン”は今までと違うサウンドが特徴的ですが、どのような心境の変化でこのような曲が生まれたのですか?

A   “デンジャラス・ウーマン”は、今まで出してきた曲の中でも一番のお気に入りの曲で、今までの曲とはタイプが違うけど、曲としてとても好きだし、歌ったり、パフォーマンスをしているとすごく充実感を覚えるの。この曲に出会ったことで私も成長できたし、この曲でファンのみんなにも元気を与えられたと聞いたから、とても感謝しているわ。

■アルバム『デンジャラス・ウーマン』の製作にあたり、苦労したところはありますか? また、今作はご自身にとってどんな作品となりましたか?

A   すこし奇妙に聞こえるかもしれないけど、このアルバムを制作するに当たって大変だったことは本当になかったの!大好きなプロデューサーのマックス・マーティンとトミー・ブラウンと一緒に仕事が出来たし、2人がそれぞれ違った要素を引き出してくれたわ。マックスはポップな面を、トミーはR&B色を出してくれてたの。どちらも同じくらい大好きだから、そういう意味ではすごく完璧なサードアルバムが完成したと思っているわ!本当に素晴らしい体験だったのよ!でも質問に答えなければならないわよね。(笑)1番大変だったことをあえて言うのなら、それは選曲ね。どの作品も自分の子供みたいなものだから、収録する曲を選ぶことは大変だったわ。

■自分を“デンジャラス・ウーマン”だと思うときはどんなときですか?

A   すべての女性がデンジャラス的な要素を持っていると思うの。セクシーであろうとキュートであろうと、誰もがデンジャラス・ウーマンの要素を持っているのよ。女性っていうのは同時にいろんな要素を備えているところが面白いと思うわ。良い人でも悪い人でもセクシーでもそういうのは関係ない。だからこそ、このアルバムタイトルが良いなと思ったのは、いろんな解釈が出来ること。このアルバムタイトルを発表したときに、周りからは「アリアナもバッドガール期に突入したのね」なんて言われたけど、そんなことはないわ。これが自分自身であり、ありのままの自分なの。

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