main

藍井エイル VANITYMIX 2016 SPRING PICK UP INTERVIEW

誰かが誰かのアクセンティア、藍井エイルの新曲は初の“応援ソング”

これまでに発表された3枚のアルバムはすべてオリコンチャートトップ10入りを果たしている歌姫、藍井エイル。今もっとも勢いに乗る超実力派女性ボーカリストのニューシングル“アクセンティア”は、どんな楽曲なのか?

■3月にリリースされるニューシングル“アクセンティア”は、どんな楽曲に仕上がりましたか?

藍井 すごくポップでノリの良い爽やかなチューンで、バンドがメインとなったJ-POPに仕上がりました。“アクセンティア”は、みんなの人生にアクセントをつける応援歌になっています。聴いてくれた人の背中を押すことができたら……という願いを込めてこの曲を制作していったので、元気で前向きな楽曲になったと思います。

■“アクセンティア”の歌詞でこだわったところや、アレンジしたところって何かありますか?

藍井 実は「アクセンティア」というワードは、〈誰かの日常にアクセントを与える人〉という造語で、歌詞のなかでは「君を見つめているアクセンティア」から始まり、3番の歌詞では「僕を見つめているアクセンティア」となっていて、〈自分自身も誰かのアクセンティアになりえる〉という想いを伝えています。一方的ではなく、〈お互いがお互いを高め合うことができる〉という意味も込めて歌っています。

■エイルさんにとっての「アクセンティア」は、どなたを想像しているんですか?

藍井 両親ですね。特に父親の言うことには背中を押されたり、言われたことを守ろう!と思えることが多いんです。さらに父の言うことには同調して、「天ぷらがあんまり好きじゃなくて……」って言われたら、「私もそうなんだよね!」って即答してしまうこともあるくらい。(笑)それぐらい私の好みだったり、性格にかなりのアクセントを与えている人なんだなって思います。

■この曲の背景にエイルさんのお父さんがいたなんて、なんだか意外でした。(笑)この曲を歌うときに何か意識していることはありますか?

藍井 応援歌を意識することはもちろん、ライブで歌っているシーンを想像しています。みんなが同じリズムで飛んでくれたり、腕を振り上げたり……お互いがお互いを共鳴し合う曲になるんだろうなーというのを想像しながら、歌っていますね。

■続いて2曲目“Close Friend”についてお聞きします。“アクセンティア”とは一変して、切ないメロディや歌詞が目立つこの曲が誕生した経緯は?

藍井 実は“Close Friend”は、デビュー前にデモとして歌っていた曲なんです。5年振りに歌ったんですが、この曲のメロディラインを一度も忘れたことがないくらい、私のなかで色あせない、素晴らしい曲だと思っていて。今回その大好きな曲を、安田史生さんと制作をし直し、形にできたのはすごく嬉しかったです。

■“MEMORIA”を作曲した安田史生さんとの再コラボ曲だったんですね!続いて3曲目の“春~spring~”はカバー曲なんですよね?

藍井 もう「Hysteric Blueをカバーできる日が来るなんて!」という衝撃ですよ。“春~spring~”をカバーしたいということを話をしたら、ヒスブルの元メンバーである楠瀬タクヤさん本人もやりたいということで話が進んで、今回収録することになったんです。楠瀬タクヤさんはじめ、バンドメンバーとレコーディングしている映像が初回特典のDVDに収録されているので、ぜひチェックしてほしいです!

■実際にカバーしてみていかがでしたか?

藍井 デモ段階から歌った瞬間に、自分の青春時代が一気によみがえってきましたね。しかも、“春~spring~”を作詞した楠瀬タクヤさん本人を目の前にして歌うことができる感動と嬉しさと、さらに本人がディレクションしてくれて、アレンジしてドラムも叩いてくれて……。こんなスペシャルなことある!?という感覚でしたね。(笑)

1 / 3123