“小悪魔ビート・プリンセス”ネクスト・ステージへ―。
ルーマニアが生んだ世界的ポップ・アイコン、“小悪魔ビート・プリンセス”の異名でお馴染みのアレクサンドラ・スタン。世界が嫉妬する美貌と歌声を併せ持ちティーンやセレブ、モデルからも支持される彼女の“進化”が詰まった待望の最新作『アレスタ／ALESTA』（3rdアルバム）がついにリリース。エキゾチックかつドラマティックな世界観はまさに大胆不敵―。そんな今作について、本人に詳しく話を訊いた。
■ニューアルバムがまもなくリリースされますが、どんなお気持ちですか？
A ええ、早くみんなに聴いてもらえると思うと待ち遠しいわ！
■今作では、既に2曲がシングルとしてリリースされていますが、まずその2曲のシングルについて教えてください。インナとの共演曲“We Wanna”がリリースされたのは、確か去年の夏頃でしたよね。
A 実際のところすごく夏らしい曲じゃないかしら。新作からのファーストシングルになるんだけど、インナとダディー・ヤンキーの二人と共演しているの。ダディー・ヤンキーはラテン・アメリカ出身のラッパーで、ルーマニアでもとても人気が高いの。すごくクールな曲になったと思うし、インナと一緒にコラボレーションできるなんて、バニラとチョコレートでミルクシェイクを作るみたいな、そんな感じでしょ。（笑）私がバニラで、インナがチョコレート。私たちは周囲の人たちや、知り合いのみんなから「いつコラボをやるの？」って、ずっと言われ続けてきて、もう3年くらいになるかしら。「いつかやりたいわ」ってずっと答えていたけど、今作でやっと実現したわ！
■どんな経緯でコラボが実現したのですか？曲がまずあったのですか、それとも共演の話が先に決まっていたのですか？
A インナもいるレコード会社のグローバル・レコードに私も所属することになったから、〈このレーベルの一員になりました、よろしくね〉という私からの挨拶状みたいな意味も込めて、最初にこの曲を発表しておきたかったの。この共演曲で、みんなにアレクサンドラ・スタンはグローバル・レコードの一員ですよ、というのを知っておいてもらいたかったのよ。そもそも彼女がこの曲を持っていて、それを私とシェアしてくれたのは、すごく嬉しかったわ。
■もう１曲のシングル“I Did It Mama”にはプレイ＆ウィンが関わってますよね？
A ええ、そうなの。あとデヴィッド・チエンテも。私も曲作りに参加しているわ。あとエリック・ターナーやジェイソン・シャネルもね。二人はとても仲のいいコンビで、エリックはアーティストでもある。タイニー・テンパーと“Written In The Stars”をやったのが彼なのよ！
■“I Did It Mama”は、少しファニーで楽しい雰囲気の曲ですが、制作はどんな感じでしたか？
A いつものように楽しかったわ。スタジオ制作が大好きなんだけど、残念ながら私だけスタジオに入る時間がなかったりすることも多くて、代わりにマネージャーがいろんなソングライターやプロデューサーと連絡を取りながら、手分けして作業を進めてくれて、そして最終的に私がスタジオ入りするという形を取ったの。本当は、スタジオで曲を作るのが大好きなの。でも、この曲もすごく楽しかったし、インナとのコラボに続くシングルとして発表できたから、パーフェクトじゃないかしら。
■今作には、モホンビとのコラボ曲もあるそうですが。
A ええ、彼の声って本当に素晴らしいでしょ。私とモホンビって兄妹のように仲良しなの。すごく気が合うから、実際の兄妹みたいに思う時もある。（笑）この曲での共演が実現できて素敵だと思うわ。彼とは、これまでにも未発表だけど、コラボした曲がいっぱいあるのよ。
■その“Balans”について教えてもらえますか？
A タイトルにもなっている“Balans”の意味だけど、ルーマニア語で、身体を揺らした時にブルブルってなるでしょ、そういう状態を指すの！（照れて苦笑）分かるかしら？女の子が身体を揺らすと、ムースみたいにブルブルって。（笑）ちょっとランバダみたいな感じのクラブバンガーな楽曲よ！
■あと今作に収録されている“Ecoute”という曲は、どんな内容を歌ってますか？
A これもすごく素敵な曲よ！ポジティブなメッセージを世界に発信しようとする女の子が主役の歌なの。とっても素敵なメッセージで、世界に耳を傾けてほしいと願う彼女の気持ちが歌になる曲なの。彼女には知性と愛情があって、世界を救済したというすごく深い意味を持った曲。そして、同時に踊りたくなる曲でもあるわ。聴いてもらえば分かると思うけど、すごくカッコいいダンスチューンだから！この曲が掛かると思わず踊り出したくなるし、あちこちのクラブで掛かるといいなと思っているの！
