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access WEB LIMITED INTERVIEW

今までと現在、そしてこれからが同居した access5年ぶりのニューアルバム

今秋発売されたaccessのデビュー25周年記念ベストアルバムの取材時に、実はお2人から嬉しそうな表情と共に、「現在ニューアルバムを絶賛レコーディング中である」との報告と、それが「これまでとこれからの自分たちやお客さんを繋ぐ作品になる予定だ」との話を聞いていた。あれから3ヵ月…。その言葉通り、accessから実に5年ぶりとなる待望のニューアルバム『Heart Mining』が届けられた。前述のお2人の言葉の要素に加え、更には勢いと瑞々しさ、そしてこれからのポテンシャルまでもをギュッと凝縮し、同居させるところも特徴的だ。今作を通し彼らはまた、より多くの、そして幅広い人たちのマインドにアクセスしていく!

■前回取材時は、まだアニバーサリーライブへの準備中とのことでしたが、実際に終えられて、振り返っていかがですか?

貴水  元々 access自体、あまり過去を振り返ったりしないタイプでしたからね。(笑)そんな中、ふと足を止めて、今までの軌跡を辿ったりしてみたわけなんですが。やってみて感じたのは、<僕らはデビュー当時からすごいことをやっていたんだな…>ってことで。それらを実感出来たのと同時に、改めて大切にしていきたいこと、これからも継承していくべきことの多さにも気づけた各ライブでした。

■その気づけたというのは、例えば?

貴水  多々ありましたが、中でも強かったのは、みなさんへの感謝の気持ちと、これからもまた一歩づつ踏み出して新たなものに挑戦していきたいとの思いですね。そういった意味では、今回のアニバーサリーライブはそれぞれ、また今までにはない一体感を生めた気がして。今まで僕たちがやってきたことが間違いじゃなかったことを再認識出来たのと同時に、また一歩みなさんと胸を張って前へ踏み出して行ける、そんなメモリアルなライブが出来たと確信しています。未来へ向かっていくワクワク感が漲っていたし、すごく未来に向けて前向きで明るい光を見られたライブでしたからね。

■先程の「僕らはデビュー当時からすごいことをやっていたんだな…」と、おっしゃられていた部分をもう少し詳しくお聞かせ下さい。

貴水  もちろん当時から時代の先端を行く音楽を目指していたわけですが、と同時に、今演っても色褪せない音楽というところですね。当初から、どれだけ時間を経ても変わらない不動のクオリティの高さがあったんだなって。それがこの accessには無くてはならない要素だったんでしょうね。

■では、以前からの曲も今やっても新鮮だったり?

貴水  今回も新鮮でした。逆に時を経て、ますます新鮮に取り組めたので、そこは間違いじゃなかったんだなと、ことさら強く確信しましたからね。

■と、貴水さんはおっしゃられていますが、メロディやサウンドメイキングを担う浅倉さん的には、その辺り、初出当時から意識的だったりしたのでしょうか?

浅倉  毎回、「何か新しいことが出来たらいいね」と積み重ねてきた結果が、色褪せない音となってキチンと残せていけたなとは自負しています。でも、それも2人だけでなく、聴いてくれた人も交えて作れる歴史でもあるわけで。自分的には、それを今回のライブでは体感できましたね。

■内容もかなり貴重なものだったとか。

浅倉  そうなんです。こと今回は、サウンドでの懐かしさの追体験もですが、当時の映像等も交えたりしましたからね。バックステージの映像も流したり。あれは超プレミアでしたよ。それらを交えながらも新曲や生の弦カルテットを交えてみたり、僕のピアノとHIRO(貴水)の歌だけで完結させる、あえて電子音を排除したバラードの世界観もあったり…。振り返ると、あの空間は独特の不思議さがありました。

■不思議…ですか?

浅倉  そう。懐かしい過去もありつつ、まぎれもない今現在という瞬間もあって、そこから更に未来へと想いを馳せさせる…。この、過去、現在、未来の3つを一つの空間で表すことが出来た。それって不思議だったけど、それがいわゆる、僕たちが25周年活動をしてきた総括ってことなんだろうな…と今になって思います。

■そして今回、待望のニューアルバム『Heart Mining』が発売になりますが、まさに今のお言葉がぴったりな印象を受けました。5年ぶりのアルバムということもあり、5年前の曲と最新曲を同居させていながらも、そこに時間軸の幅をあまり感じなかったところが意外で。いわゆる全て現行の曲のように響いたんです。

浅倉  ありがとうございます。ひと言で言うとエキサイティングなアルバムが出来たかなと。

貴水  その感想は非常に嬉しいよね。自分たちでもこれまでで最もフレッシュなアルバムが出来たと思ってますから。

■分かります。すごくアルバムが瑞々しくて若いんです。あとはテンポに関わらず、どの曲も気持ち的には攻めている楽曲も多くて。

浅倉  まさに狙っていたのはそこでしたね。先ほど称したエキサイティングもその辺りのことを含んでます。でも、それも自然とでしたよ。特に「攻めの姿勢で行こう!!」的な話もお互いしなかったし。この25周年の全ての瞬間をアルバムに詰め込んだ、そんな作品にしたかっただけで。でも、その気概が、このようなテンションの高い作品へと結びつかさせたんでしょう。過去もあって、現在もあって、未来も感じさせてくれる…それを一瞬に凝縮すると、どのような作品になるだろう?と、その答えが今作なんです。

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