ついにメジャー進出を果たした“しゅかしゅん”が、結成7年目にして初のフルアルバム
リードボーカルを務めるMAINAの規格外の歌唱力と、6人が織りなす力強いダンスが話題を呼び、昨年10月にメジャーデビューを果たした“カタヤブリな浪花のロックンガール”大阪☆春夏秋冬が、結成7年目にして初のフルアルバムとなる『SSFW』を6月12日にリリースする。メッセージ性の強い楽曲が揃ったアルバムへの想い、そして彼女たちが人知れず流してきた涙について、6人が一緒に暮らす寮生活の裏側も交えて語ってもらった。
■VANITYMIX初登場なので自己紹介からお願いしたいのですが、みなさん最後に「NA」がつきすぎ問題があるので、見分けるポイントも一緒に教えていただけるとうれしいです。
MAINA リードボーカルのMAINAです。いちばん小っちゃいです。
MANA セカンドボーカル、そしてくしゃくしゃ笑顔のMANAです。
ANNA メガネとエクボで覚えてください。ANNAです。
YUNA 高身長とボブヘアが目印のYUNAです。よろしくお願いします!
RUNA 最年少で、いちばん元気にパフォーマンスしています。RUNAです。
EON トーク担当で、ひとりだけ「NA」がつかないEONです。
■ありがとうございます。フルアルバムのリリースは、結成以来初めてですよね?
ANNA はい。(曲数が)2桁になるのが初めてで。
EON 11曲中9曲も新曲で、言い方はアレですけど、お金がかかってます!(笑)avexさんからの期待も感じているので、それを何倍にもして返せるように、全力で進撃していきたいです。
MANA タイトルの『SSFW』は、春夏秋冬のSpring、Summer、Fall、Winterから取っているんですけど、アルバム全体で四季折々を感じることもできるし、大阪弁の歌詞で大阪を感じることもできるんです。それといろんなジャンルの楽曲が入っているので、私たちが掲げている「カタヤブリ(型破り)」な部分も感じていただけると思います。本当に名刺代わりというか、「これが私たちです!」と言えるアルバムになりました。
■もともと春に発売予定だったそうですけど、なぜ遅れたんですか?
ANNA アルバムをより自分たちのものにしたくて、「もっとこうしたいです」とか、いろいろ意見をさせていただいたんです。練りに練りすぎた結果、どうしても時間が足りなくて。
MAINA たとえば“世界には僕らだけ”は、最初にもらったときはスネアドラムの音が少し軽かったんです。だから少しだけロック寄りのテイストにしてほしいと提案させていただいて。ほかにも、ここにガラスが割れる音を入れてほしいとか、ベースの音を広げてほしいとか、サウンド面で意見させていただいたことは多いと思います。
MANA タイトルもメンバーで案を出して、みんなで考えたんです。そういうところにも時間がかかったのかなと思います。
■ちなみに他のタイトル案は、どんなものがあったんですか?
RUNA 私は『1』と提案しました。
MANA MANAはavexカラーの「青」を漢字で入れたくて、かっこいいという意味の「粋」と組み合わせて、『青粋(せいいき)』と提案しました。
EON 私は『青春』です。もともと春に出す予定だったし、初めてのアルバムだし、始まりの春とavexの青を意識したんです。
ANNA 私もEONちゃんと一緒で『青春』だったんですよ!この活動に青春を費やしているっていう意味と、ファンのみなさんと一緒に青春の時間を過ごせたらいいなという気持ちを込めたんです。
MAINA MAINAは『Sunlight』です。太陽の光という意味なんですけど、太陽を見て悲しむ人はいないじゃないですか。そういうアルバムだなと思ったんです。
YUNA YUNAは正々堂々とやれっていう意味で『Play Fair』と提案しました。自分たちに言い聞かせる意味も込めて。
■誰ひとり『SSFW』を出してないですよね?(笑)
MANA みんなでミーティングをして、どれもよかったんですけど…。
EON 最初のアルバムやから、自分たちの名前のほうがいいんかなみたいな話になって。
MAINA 全部ひっくるめて私たちは何を言いたいのかってなったときに、やっぱり自分たちを見せたいわけですよ!だから私たちの名前をタイトルにして、決意表明するべきじゃないかということになったんです。
■みなさん、手元にぎっしり書き込んだメモを置かれていますけど、いつもインタビューのときは用意しているんですか?
EON メジャーデビューしてからですね。
RUNA メンバーでミーティングしたときに書き留めたメモなんです。
ANNA この曲はこういう意味があってとか、どういうふうに届けていきたいとか、いろいろ書いています。
MAINA ちなみに「テッペンとはどこですか?」っていう想いも全員で言えます!
EON いつも「テッペン獲る」と言って活動しているので、「テッペンとは?」と訊かれるだろうと。だから、いつ訊かれても「せーの」で言えるようにしているんです。
■じゃあ、「せーの」で言いましょうか。
EON やっとこのときが来た!
ANNA 緊張するわ〜。
EON 昨日の夜、ずっと練習していたんですよ!(笑)
■いきますよ、「せーの!」
一同 世界です!
■おお〜!…でも「世界」ってざっくりじゃないですか?
MANA やっぱり言語って、理解するのとか、通じ合うのとか難しいじゃないですか。でも、去年上海でライブをしたときに、音楽は国境を越えると実感したんです。私たちの楽曲は、どこに出しても恥ずかしくない、自信を持って一緒に歩んでいける曲だと思うので、言語関係なく、音楽で人の心を動かせたらいいなという想いの「世界」なんです。
EON それがテッペンだと思っています。