新曲はスタン・リー&長濵博史の共作アニメED曲で、トレヴァー・ホーンがプロデュース!
昨夏より4人組となった9nineが、5月の『Why don’t you RELAX?』に続き、現体制で2枚目のシングル『SunSunSunrise/ゆるとぴあ』をリリースした。スタン・リー×長濵博史という日米の重要人物が共同原作を手掛けるアニメ『THE REFLECTION』のエンディング曲となった“SunSunSunrise”は、数々の世界的ヒットソングを生み出したトレヴァー・ホーンがプロデュース。超豪華コラボレーションが実現した大作だ。9nineの4人も本人役で出演するアニメについて、4人体制になってのグループの現状について、8月26日に控えた中野サンプラザでのワンマンライブについてなど、トピック満載な彼女たちに時間いっぱいまで語ってもらった。
■“SunSunSunrise”は7月から始まったアニメ『THE REFLECTION』のエンディング曲で、アニメには9nineのみなさんも本人役で出演していますよね。
佐武 そうなんです!『THE REFLECTION』はスタン・リーさんと長濵博史監督の共同作品で、初めてスタン・リーさんが日本人の監督とタッグを組んだんです。長濵さんはアメコミが大好きで、スタン・リーさんをすごい尊敬していて、何年もかけてやっと願いが叶った作品なんですよ。そんな長濵さんが9nineのことを好きになって、エンディングだけでなく、本人役で出てほしいと言ってくださって。大きなチャンスであると同時に、プレッシャーもあるんですけど、とても夢の乗った作品だなと思います。
■もともと長濵さんとは接点があったんですか?
佐武 4〜5年ほど前に、よっぴー(吉田尚記)さんの番組にアシスタントで出たときに、長濵さんがゲストでいらっしゃったんです。私自身、(長濵が監督した)『蟲師』とか、『惡の華』とか、『デトロイト・メタル・シティ』とかを見ていたんですけど、それをきっかけに中野サンプラザでのライブ(2014年4月開催の『9nine WONDER LIVE in SUNPLAZA』)に来てくださって。そのときの1曲目が“少女トラベラー”で、シースルースクリーンを使った演出が長濵さん的に刺さったらしく、そこから毎回ライブに来てくださるようになったんです。
■純粋にライブを見て9nineを好きになったんですね。失礼ですけど、話がデカすぎて、てっきり大人の事情かと思ってました。(笑)
佐武 よく言われるんですよ。海荷が抜けて、大きい仕事をボンと持ってこられたように見られるんですけど、そういう経緯があって。
村田 実は私たちが出させてもらうことは2年くらい前から決まっていて、話自体はもっと前からあったらしいです。
■アニメでは9nineの4人が本人役で出演していますよね。
佐武 すごくありがたいです。自分たちの役で出させてもらうので、そのままの自分で出ればいいというか。私以外の3人は声優初挑戦なので、そこは長濵さんが配慮してくださったんだと思います。
吉井 私たちはある能力を持ってしまった女子高生4人組という設定なんですけど、詳しいことは私たちも知らなくて、徐々にアニメのなかで明らかになっていくみたいです。
西脇 それが長濵さんのやり方らしくて。台本以上の情報は絶対に教えてくれないんです。
吉井 知り過ぎちゃうと、それがセリフに出てしまうから、あえて教えないそうなんです。
村田 アフレコの前日に4人で練習するんですけど、どう解読しても理解できない部分があって、現場で長濵さんに「これどういうことですか?」って訊くんですよ。でも、経緯だけは教えてくれるけど、それ以上のことは一切教えてくれない。それも自分の役のことだけで、他のキャラクターのことはまず教えてくれない。
■確かに、普通に生活してたら、他人が何をしてるか知らないですからね。
佐武 本当にそういうことを考えているんだと思います。
西脇 だからアニメのなかのお話しなんですけど、リアルを生きてる感じがすごくあるんです。
■佐武さん以外の3人は声優初挑戦で、アニメのホームページに載っていたコメントでも、揃って緊張していると書かれてましたよね。
西脇 そうなんですよ。でも、うっきー(佐武)には本当に助けられていて。
村田 声優の現場のことは何も知らなかったので。
西脇 本人役だから、あまり演技する必要はないんですけど、何よりも現場でのマナーが。
佐武 独特の作法がいっぱいあるから、それを覚えるのは大変だったと思います。でも、みんな振り付けを覚えるのが速いだけあって、すぐに対応できるようになって。
西脇 いやいや、違うよ。うっきーが1年かけて覚えたことを、うちらに9nine語でわかりやすく教えてくれたから。こんなわかりやすいことない。
佐武 うちは教えてもらえる人がいなかったから、今回みんなに教えることができて、勉強してきてよかったなと思いました。