Lil’Fang(L)、Anna(An)、Akina(Ak)、Mikako(M)
4つの輝くポテンシャル!『Unwrapped』でメジャーデビュー
国内のみならず、海外でも注目を集めるFAKYがミニアルバム『Unwrapped』でメジャーデビューを果たす。強い意思と自分らしさ、そしてお互いへのリスペクト。彼女たちのパフォーマンスや存在がこんなにも力強く自由であるのは、自分も相手も信じ、認めているから。まだまだ未知の可能性を秘めた4人に現在のグループの状態を中心に話してもらった。
■メジャーデビュー目前のいまのお気持ちはいかがですか?
An FAKYとして長い間活動を続けてきてやっとメジャーデビューを迎えられてうれしいけど、これからだなっていう気持ちのほうが大きいですね。もっともっとパワーアップしていかないとって。
Ak わたしは新メンバーなので、ずっとFAKYにいたわけではないけど、それでもやっとっていう気持ちがありますね。みんなにFAKYの音楽を聴いてもらいたい気持ちが強いから、デビューしてCDを出せるのはすごくうれしいです。
L やっぱりやっとだなという想いと、これで多くの人に聴いていただけるなっていう想いが強いですね。悩んで、話し合って、いまのFAKYの色を出すことができたCDが出せるのでうれしいです。
M やっとメジャーデビューが決まってうれしい気持ちはもちろんあるんですけど、それよりもやっとスタート地点に立てた喜びのほうが大きいんですよね。いろんな人にFAKYの音楽やFAKYを知ってもらえるのかと思うと楽しみです。
■2013年に結成されて2015年にAkinaさんが加入、その前に活動を休止されてた時期もあって、きっといろんな想いがあるんでしょうけど、Akinaさんが入ってからを振り返って、いまグループの状態はどうですか?
L 明るくなりました!って、前が暗かったってわけじゃないんですけど。(笑)ワントーン明るくなったというか、フレッシュ感があるというか。
M わかる!
L わかるでしょ!あとはナチュラルになりましたね。
An それはすごいあるよね。前はもっと背伸びしてた感じがあったんですけど、いまはナチュラルなそのままの自分を観てもらおうって。肩の力が抜けた感じがあって。前も自分らしさを大切にしてたつもりだったんですけど、さらに素の自分を出せてる気がします。
■そうなった理由は何かあるんでしょうか。
L 1年半の活動休止中、全部がマイナスだったかって聞かれたら決してそうではなくて、休止中にいろんな葛藤や悩む時間がたくさんあって、そこでいったん立ち止まることができたんですよね。なので、こうやって活動再開になったとき、ほんとうにやりたいことはこういうことだって冷静に思えたし、冷静に伝えることができるようになったというか。だから自分らしさがより出て、肩の力が抜けた感じになったんだと思います。
■Akinaさんは加入されてからを振り返ってどうですか?
Ak 最初はけっこう緊張したけど……大丈夫、みんなめっちゃやさしかったです!(笑)
An 会うまではわたしたちのことすっごく怖いと思ってたみたいで。
Ak みんな年上だし、それもあってちょっと緊張してて、でも全然大丈夫でした。
L カリフォルニアに住んでたんだもんね。このためだけに15歳で違う国に来るってすごい決断だし、いまでは日本語もよく話せるようになったよね。
Ak 来たばっかりの頃は日本語もあんまり話せなかったから、意見もあんまり言えなかったけど、いまはけっこう言っちゃいます。(笑)この2年で自分の強みみたいなものがだんだんと出せるようになったんじゃないかと思います。
An メンバーみんなけっこう強く言っちゃうタイプだからね。
Ak だから強くならないとヤバいと思って!(笑)
L みんな芯がちゃんとあって、それぞれしっかりした意見があるから、ぶつかるときはぶつかるんですよ。ぶつかるというか、「これはこうじゃない? いや、こうでしょ!」みたいな。Akinaは最初何も言わなくて、こっちが心配になるくらいだったけど、最近は言ってくれるようになりましたね。
An それぞれ全然違う環境で育ってきたし、タイプも全然違うから、意見ももちろん違うし。でもみんなよりいいものを作りたいと思ってるから、そこはぶつかってでも話はしたいし、そうすることでFAKYのカラーを出していきたいなって。
L それこそこのCDをリリースするにあたって、これがスタート地点だっていう意識がみんなの中にあったと思うんですけど、ここからスタートしていくにあたって、実際いまどういう意識でやっているのかっていうことがすごく気になった人がひとりいて。(笑)
M あはははは!(笑)
L 体育会系なヤツがひとりいるんですよ!(笑)そいつが気になりすぎて、メンバーを呼び出して、話し合いを行うというね。
M そうでしたね、誰でしょうね……?はい、Mikakoです!(笑)ここから始まるっていう意識が強かったから、4人のうち誰かの気持ちがどこかにいってるとか、ちょっと偏ってたりしたら不安なので、ここでガッチリ固めておきたい。せめてこの4人だけでもと思って、「みんなちょっと来てください」と呼び出しました!(笑)
L でもこれはFAKYのいいところで、誰かがくじけそうになると必ず誰かが持ち上げるんですよ。そこがこのチームのいいところだなって。いわゆる女の子のちょっとイヤな部分、固まってないと何もできないとか、陰で何か言うとか、そういうのが一切ないんです。顔にも態度にも全部出ちゃうから。(笑)だからもう家族みたいなもんだし、わだかまりがないし、すごく居心地がいいんです。