日本の魅力を強烈に発信!たこ虹が世界へ向けて歌う“どっとjpジャパーン!”
4月にメジャーデビューした関西発の5人組、たこやきレインボー(通称:たこ虹)が、メジャー2枚目となるシングル『どっとjpジャパーン!』をリリースした。これまで関西をテーマとする楽曲を数多く歌ってきた彼女たちだが、今作のテーマは日本。ヒャダインこと前山田健一が作詞作曲を手がけた表題曲は、レーベルの大先輩であるDJ KOO(TRF)もマイクパフォーマンスでゲスト参加し、一度聴いたら忘れられない強烈なインパクトが持ち味だ。「いろんな人に“わけわかんない”と言われる」という新曲をはじめ、個性的な楽曲の多いたこ虹の魅力について、メンバーにたっぷり語ってもらった。
■新曲の“どっとjpジャパーン!”ですが、正直な感想を言うと、わけわかんないけどすごい曲だなと思いました。
堀 そうなんですよ!私たちも思ってるから大丈夫です!
清井 いろんな人に「わけわかんない」と言われるんです。
■でも、めちゃくちゃエネルギーにあふれた曲ですよね。
一同 ありがとうございます!
■最初に曲をもらったときは、どう思ったんですか?
清井 この曲を作ってくれた前山田健一さんには、前から何曲も書いてもらっているんですけど、前山田さんの曲は毎回「なにこれ、どういう感じで歌うんやろ?」みたいな感じなんですよ。今回も最初は「あれ?」と思ったんですけど、自分たちなりに歌いまわしをアレンジして、たこ虹らしい色が出せたと思います。
彩木 前山田さんの曲って、リズムは難しいのに、不思議とすぐ覚えられるんですよ。だからレコーディングでも自分のカラーで歌いやすかったです。
清井 耳に残るよな、歌詞もメロディーも。
■前山田さんからは、曲について説明があったりするんですか?
清井 いつも笑ってるんですよ。「ほんとにこの曲でいいの?」って言われます。(笑)
■作った本人から言われるんですね。(笑)
清井 「これ、本当に歌わせて大丈夫なんですか?」って、マネージャーに確認してました。
堀 マネージャーも「また変な曲作って、へへへ〜」みたいなノリで。
■じゃあ、曲の意味とかは、自分たちで勝手に解釈して?
清井 そうですね。これ、意味とかあるのかな?
彩木 ないよね。単語言ってるだけやし。
春名 単語ばっかりですけど、全部日本の文化に関する単語なんですよ。この曲を聴いて、関西から日本、日本から世界に、日本の文化のよさを発信したいなっていう曲になっているので、海外の人とかにも聴いていただきたいなと思います。
彩木 いままでの曲では、大阪のことをめっちゃ紹介してたのに、今回はついに日本かって思いました。
春名 自分らが日本を紹介していいんかな?っていう。
■先ほども歌いまわしについて言われてましたけど、「漢字」を「きゃんじ」と発音してたり、歌い方も特徴的ですよね。
彩木 そうなんですよ。「枝豆」を「エダマミ」とか。「カラオケ」を「カラオキ」とか。
清井 海外の人には、そのほうが通じるらしいで。
春名 あと、レコーディングでは「まいまい(春名)っぽく歌って」とか、そういうのをよく言われるんですよ。なので、それぞれのパートにメンバーらしさが出てるんじゃないかなと思います。
■その「らしさ」っていうのは?
堀 れんれん(根岸)だったら、パワフルな感じですね。声が大きいんです。
彩木 「ちょっとマイクから離れようか」って、よく言われてるよな。
堀 真依やったら、かわいい感じで歌ったりとか。
彩木 咲希もかわいい声かな。どっちかというと。
春名 かぶったな。(笑)
彩木 こっちは(春名は)アニメっぽいかわいさで、こっちは(清井は)女の子っぽいかわいさ。二次元と三次元や。
根岸 さくちゃん(彩木)は裏声が得意やね。
堀 「キョウト キョウト トウキョウ トウキョウ」って歌うところで、めっちゃ音が高くなるんですけど、そこは咲良にしか歌えへんところですね。
春名 くるみはうまい。いろんなアレンジを自分で加えるんですよ。
根岸 レコーディングでハモりを歌うときも、言われたらパッとできるし。
春名 みんな声質が全然違うんですよ。
■MVでは外国人に扮したたこ虹のみなさんが登場して、こちらも正直わけのわからない感じになってますよね……。
春名 これもよく言われます。(笑)
堀 MVは世界に発信ということで、世界のディーバをイメージしているんですけど、最終的によくわからない感じにはなりました。
根岸 それぞれ違うタイプのディーバになっているんですけど、私はジャングルの女王のような設定で、セクシーな感じのダンスを踊ってくださいと言われたので、即興でダンスしてみました。
春名 即興であのダンスをできるのがすごい!
清井 使われているのは一部なんですけど、1曲フルで踊ってるんですよ。
根岸 ほとんど同じ動きしてますけど。(笑)