果敢に新しいことにトライし続ける、新世代トライアングルガールズユニット、トライセイル!!
麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜の人気女性声優からなる、新世代ガールズユニットTrySail。その元気で前向き、明るくなれる歌声と歌詞内容は、女性からも人気が高い。そんな彼女たちが新たな挑戦とも呼べる、攻めと勢い、少女的な可愛さのコントラストとの同居も印象的な新曲“High Free Spirits”と、曲毎に現われる彼女たちの様々なキャラクター性が映える、バラエティに富んだ曲調と歌内容のファーストフルアルバム『Sail Canvas』を発表した！
■デビューから1年。本業の声優に、歌手活動に、これまで以上に慌ただしい1年だったのでは？
雨宮 ホント、アッと言う間でした。気づけば1年が経っていたって感じで。2人とはこの1年、ほとんど顔を合わせてたよね。
夏川 そうそう。取材や撮影、ライブに、そのリハーサル。それからレコーディングと、毎日ってぐらい会ってたかも。
雨宮 それこそ一つ一つ必死にこなしているうちに、気づいたら1年が経っていたって感じなんです。振り返ると最初は、ダンスひとつ覚えるのにもかなりの時間を費やしてたな……って。
麻倉 ファーストライブから、いきなり大きな会場で歌わせてもらったりしてましたからね。しかもあんなに大勢の前で。その辺りは非常に感謝しているし、恵まれていたなって。
■側から見ていると、いきなり滝壺に突き落とされて、そこで泳ぎを覚えるかのように映ってました。（笑）
夏川 最初のライブの時なんて、シングルが1枚で発表されている曲が2曲でしたからね。（笑）不安もいっぱいでしたけど、周りのスタッフやお客さんにもいろいろと助けられて、みなさんと一緒にここまで来られた幸せな1年でした。
雨宮 最初のライブの時なんて、それこそステージに出るまで、お客さんが本当に来てくれるのか不安で、不安で。だけど、あの時のステージからの光景と、〈ああ、私たちのことを応援してくれる人がこんなに沢山いるんだ……〉という実感は、未だに励みやモチベーションになってるんです。
■これまでシングルも3枚出してきましたが、それらもそれぞれタイプが全く違いましたよね。
夏川 おかげさまで、1枚毎にそれぞれ違ったTrySailの色を出してこれました。表題曲とカップリングでも全然違った面を出させてもらってきたし。
雨宮 それこそ1曲1曲がまさにトライでした。それもグループ名通り、私たちらしいかなって。（笑）3人それぞれ、声質や性格、個性も全然違いますからね。その人の得意分野で、それぞれが引っ張ってきた感はあります。最初の頃は、元気な歌を歌う3人組、みたいに捉えられがちでしたが、意外とかっこいい歌や熱い曲も歌ってきたし。それこそいろいろなタイプの曲を歌ってこれたのも、この3人だったからなんだろうなって思います。
麻倉 そうそう。TrySailの曲って、歌の割り振りも細かいですからね。それぞれの得意分野や似合うところもキチンと把握しての歌の割り振りだったりもするんで、その辺りからも毎度、スタッフさんからの愛を感じます。
■そんな中、今回の新曲の“High Free Spirits”も新たな挑戦ですね。ここまで勢いがある、いわゆる向かっていく系の歌は初めてでは？
雨宮 ですね。最初に曲をもらった時は、〈またこれまでと全然違ったタイプの曲で、新たなトライが出来る曲だな〉と、ワクワクしつつも、キチンと歌い、乗り越えられるのかとの不安もありました。最初はやっぱり不安の方が大きかったかな。激しくてかっこいい曲だったんですが、キチンと自分たちのものとして歌うことを心がけて挑みました。
夏川 主人公が可愛らしい女の子なのに曲は激しい、そのミスマッチが面白いところでもありますからね。この曲がオープニングテーマの『ハイスクール・フリート』自体、可愛い女の子が戦闘を繰り広げるという内容なので、そこにこの激しい曲はベストマッチなんです。
■私もみなさんがこの激しい曲を歌う姿を想像し、そのアンバランス感に興味を抱いたクチです 。（笑）
麻倉 勢いがあって、激しくて、けっこうリズムも難しい曲ですからね。やはり最初は不安でしたね。アニメの放送前にみなさんの前で歌う機会があったんですが、実際に歌ってみるとすごく楽しくて。今までの<3人が並んで一緒に歌っている感じ>に比べ、激しくぶつかり合って前に一緒に進んでいるイメージがすごくありましたから。
■分かります。今までなかった一丸性がこの曲にはあります。
雨宮 そうなんです。個々でありながら合体してより強力になるというか。
