情熱的なダンス曲と真っ直ぐなバラード、2つの「男らしさ」で惚れさせる最新アルバム
日本と韓国では異なる楽曲で活動するスタイルで、着実にファンを増やしてきたU-KISS。日本では5枚目となる最新アルバム『One Shot One Kill』は、前半はアップテンポな楽曲で攻め、後半はバラードを中心に聴かせるという硬軟の男らしさにあふれた作品だ。日本での活動も今年で5年目に突入。日本語も堪能となり、インタビューではスヒョンやフンから何度となく冗談も飛び出すなど、和気あいあいとした雰囲気で新作について語ってくれた。
■『One Shot One Kill』には「一目惚れさせる」という意味を込めたそうですが、真っ直ぐで情熱的な男性の姿が浮かび上がる曲が多くて、聴けば聴くほどU-KISSの魅力が出てくる作品になっているんじゃないかと思いました。みなさんから見て、今回のアルバムはどういう作品になりました?
フン この1年で発表した曲に加えて、スヒョンさんとケビンと僕のソロ曲も収録されたし、キソプが作った新曲も入っているし、卒業式にピッタリな“Shining Stars”も入っているし、充実した内容になりました。特にタイトル曲はファンクがテーマになっていて、70〜80年代のテイストを取り入れた新しいU-KISSの姿を感じてもらえると思います。
スヒョン 今回はめちゃくちゃ自信があるアルバムです。いままではスタッフさんの意見に沿って作ることが多かったんですけど、今回はメンバーそれぞれの意見も伝えて、スタッフさんと一緒に相談しながら作りました。僕たちのアーティストとしての成長を感じてもらえると思います。
■メンバーからは、どんな意見を伝えたんですか?
キソプ 僕たちの魅力をちゃんと伝えるために、いろいろな部分を見せていきたいと話しました。
スヒョン 特に“One Shot One Kill”のダンスを見てもらえればわかると思うんですけど、今回は小道具としてステッキを使っているんです。アイテムを使った振り付けは初めてでしたけど、昔から温めていたアイディアだったんです。
フン やっと実現できました。70〜80年代はステッキを持っている人が多かったんですね。それが紳士的なイメージでかっこいいなと思っていたんです。
■アルバムは前半はアップテンポな曲、後半はバラードが中心の構成になっていますよね。注目してほしい部分は?
フン まずはオープニングとエンディングですね。全部英語なんですけど、イライとケビン、ジュンが担当しました。それと前半と後半の間にインタールードが入っていて、そのおかげでアルバム全体が物語的になっているんです。
イライ 僕とケビンはアメリカ人だから、英語は大丈夫ですけど、ジュンには歌詞の意味を教えたり、発音を直したりしながらレコーディングしました。
ジュン 僕は韓国人なので、発音が一番の問題でした。でも、先輩たちが助けてくれたおかげで、完璧ではないかもしれないですけど、無事にレコーディングができました。
イライ 完璧だったよ。
スヒョン アメリカ人に認められたね!
■僕は英語が苦手なんですけど、どんな歌詞になっているんですか?
イライ オープニングは「男らしく挑戦して、成功しよう」、「何があっても、真っ直ぐ男らしくいこう」という意味が込められています。
ケビン エンディングは「僕が選んでいる道だから、最後までがんばろう」、「その選択の責任は僕が取る」という意味ですね。
キソプ かっこいい!
スヒョン 今回はジャケット写真も男らしいイメージで撮りました。アップテンポな曲はもちろん、後半のバラードやミディアムテンポの曲も、伝えたい言葉をちゃんと入れて歌うことができたと思います。
■みなさんのなかで「男らしさ」とは、どういうイメージですか?
フン なんでも真っ直ぐに言える人は、本当にかっこいいと思います。今回の曲はストレートな歌詞が多いので、僕たちの男らしい姿を感じてもらえたらうれしいですね。
ケビン 僕は自信を持って取り組んでいる人が素敵だと思います。このアルバムでは自信にあふれたU-KISSの姿が見られます。
■ちなみにケビンさんの一番自信がある部分は?
ケビン ステージ上での姿ですかね。表情とか、ダンスとか、歌とか。オフステージの姿とは全然違うと思います。
スヒョン 普段は子供っぽくて、全然男らしくないんですよ。でも、ステージでは自信にあふれていて、ケビンじゃない人に見えるんです。