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THE BEAT GARDEN VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

7thシングルは「いま僕らが歌うべきことが明確になった、ひとつの作品」

THE BEAT GARDENが11月28日にリリースする7枚目のシングルは、リード曲では初となるミディアムバラードが完成した。タイトルは『そんな日々が続いていくこと』。変わっていく日々のなかで、変わらない「幸せ」の大切さを歌っている、彼ららしい真っ直ぐさと、リスナーへの想いがつまったあたたかいナンバーだ。これまでEDR(エレクトロダンスロック)を軸としていたTHE BEAT GARDENに、どんな心境の変化があったのだろうか。U、REI、MASATO、SATORUに話を訊いた。

■これまでの流れとは違い、今回のシングルは3曲すべてがメッセージソングになっていますよね。

U 自分たちがいま歌うべきことが、ハッキリしてきたところにあります。EDRを突き詰めてきた今までの流れがあって、ライブで身体が揺れるけど、心まで揺さぶられているのかと考えた時が、ちょうど5thシングル“僕がいる未来”のタイミングだったんです。“僕がいる未来”から始まり、6thシングル“花火“や“あのね“でメッセージソングを歌い始めて、僕らの等身大はコレだなって。今はちゃんと言葉で想いを伝えたい、歌いたいという気持ちから、この3曲になりましたね。

■メロディも3曲を通してEDRよりもバラード要素が強いですよね。

REI そうなんですよ。今まではシングルのなかに1曲はEDR楽曲を収録していたんですが、今回は個人的に綺麗な作品としてまとめたいという気持ちがあったのと、“花火”をリリースしてから今までの時期を経て、こういったメッセージを届ける曲がいいなと思って。この部分を突っ走っていったらいいんだとライブでも再認識があったので、今回のような作品になりました。

■なるほど。ではリード曲“そんな日々が続いていくこと”について。これは「日常」というテーマと、もうひとつ「幸せ」が含まれていますよね。これを持ってきた理由は?

U 僕らも夢を追いかけてたりするじゃないですか。日本武道館や東京ドームに立つとか。こういった夢を持つことは、幸せの類なのかなと思っていて。自分たちが歌える幸せだったり、友達や家族、ファンの人が傍にいてくれることとか。今当たり前にあることが、自分の本当の幸せなんじゃないかな、と気づけた瞬間に“そんな日々が続いていくこと”の歌詞を書き始めましたね。

■楽曲を最初にもらったときのMASATOさんとSATORUさんの感想もお聞かせいただけますか。

MASATO デモで聞いたとき、実は違和感があったんです。それがどう育っていくんだろうという思いがあったんですけど、UさんやREIと声を重ねていって、曲と向き合っていくなかで、良い違和感に変わっていきましたね。それが、自分がこの曲に見つけた良さでもあると思っています。

SATORU ミディアムバラード、というテーマがあったなかで歌詞を最初に見たときに、これがどういったメロディに合わさるのかが気になっていたんですけど、メロディとトラックが完成したときに通して聞いてみたら…なんかこう、情景がすごく浮かんだんですよね。聞き馴染みがよくで、僕は初めて聴いたときからこの曲か好きでしたね。

■そうだったんですね。ところで、皆さんにとって最近「幸せ」を感じる瞬間は?プライベート的なことでも。

MASATO 僕らプライベートもほとんど一緒にいません?

U そうだね。(笑)それが幸せってもんですね。

SATORU 僕、この間REIと買い物行ったんですよ。散々REIが悩んだ挙句、結局一番最初に気に入ったものを買ったときに、すごく嬉しそうにしていて。そのとき僕は何も買わないでついていっただけなんですけど、なんか微笑ましかったですね。

U すごくほっこりするエピソードだね。(笑)

REI 僕はやっぱりメンバーと歌えていることかな。ライブ中も“本当の声”のときに、メンバーとアイコンタクトを交わす瞬間が自然と増えていっている気がしていて…。

U え?その時に幸せを感じるってこと?なんか照れるな!!(笑)

全員 (笑)

REI それぐらいですね。(笑)

■あれ、買い物のエピソードは?

REI それは…。(笑)

SATORU おい!

■MASATOさんは?

MASATO 僕もREIと同じですね。本当に僕ら仲良いんですよ。誰も辞めることなく、活動を続けられることが幸せだと感じています。

U 僕も4人でいることもそうですし、“本当の声”でBeemer(ファンの名称)と一緒に歌うとき、歌詞をちゃんと伝えることを意識してから、みんながすごく声を返してくれるようになって。配信アプリで一度流しただけなのに、みんな覚えて歌ってくれたときはすごく幸せでしたね。この曲を作ってよかったなって。

■その本作のカップリングである、“本当の声で”。前作の“あのね”から、3曲目の“みんなへ”もそうですけど、ファンとの向き合い方がリリースを重ねていくごとにより歌詞に反映されている気がします。

U 今までも意識してみんなで歌える曲は作っていたんですけど、今回はみんなの歌いやすさを重視しましたね。歌詞は一緒にいるときくらいは本音で向き合えたら、という思いを込めて。自分もそうですけど、Beemerのみんなも何か発散しにライブに来てくれているんだろうなって感じるし、そういった思いから歌詞を書きました。

SATORU 初めてライブで披露したときに、あそこまで声出してもらえるとは単純にびっくりしましたね。これまで4~5回歌っているんですけど、どんどん声を出してくれる。Beemerのみんなの声がちゃんと聞こえる。みんなによって強くなっていく楽曲だなと思っていますね。

MASATO これくらいのBPMの楽曲は今まであまりなくて、僕らもパフォーマンスしていて気づくこともあるんです。これからも形変えて歌っていきたいなと思える曲ですね。

REI MASATOさんの言う通り、こういったテンポの速い楽曲って意外と僕ら持っていないんですよ。トラックに落とし込むときにバンドサウンドのテンポ感のものって、ドラムベースとかのジャンルになるんですけど、そこにどう落とし込むかが悩みどころでしたね。

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