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ラストアイドル WEB LIMITED INTERVIEW

■ちなみに、いまさら聞きますけど、なんで今回全員曲なんですか?

長月 たぶん、勝負なんだと思います。ここで一度一致団結してステップアップしたいと、大人のみなさんも思っているのかなって。

■そのなかで間島さんがセンターに選ばれたわけですけど、最初はどう思いました?

間島 本当に申し訳なかったし、不安だったし、怖かったです。うれしさももちろんあったんですけど、「もうどうしよう?」「私は何をやればいいんだろう?」という気持ちのほうが断然大きくて。でも、MVとかも撮っていくうちに、そんな気持ちでやっていてはダメだなと思ったので、ラストアイドルファミリーの真ん中として誇れるように、正々堂々とパフォーマンスしようという気持ちになりました。

■重圧は感じますか?

間島 意図的に感じないようにしています。それを感じたら私、本当にぺちゃんとなるタイプなので。(笑)

■意地悪な質問になりますけど、もともとラストアイドルのセンターは間島さんで、入れ替えバトルで阿部さんに負けて、ユニット対抗戦でも負け続けて、それで今回センターに立ったわけじゃないですか。感じることはありますか?

間島 やっぱり「私で大丈夫なのかな?」っていう怖さはあります。センターって特別じゃないですか。今回でラストアイドルを初めて知る人も、最初はセンターを見ちゃうだろうし、それを思うと、ファミリーのためにも、自分のためにも、もっとがんばらなきゃなって思います。

■逆に阿部さんは、今回2番手のポジションになったことに対して、どう感じていますか?

阿部 和奏ちゃんがセンターになったことがすごいうれしくて。自分が2番でうれしいとか、そういうわけじゃないんですけど、いまはこの立ち位置で成長できた部分を感じているんです。いままでずっとセンターでやらせてもらっていて、自分しか見えてなかったんですけど、2番でパフォーマンスしてみて、この22人のなかで私はどういう魅せ方をしたらいいかなとか、そういうことも考えられるようになったんです。だから、どの立ち位置でもがんばりたいです。

■長月さんは今回3番手ですけど、ポジションにこだわりは?

長月 まったくなくて。(笑)私もユニットではセンターをやらせてもらうことがあるんですけど、この大人数だと私はセンターにいるよりも、横からセンターにちょっかい出すくらいがちょうどいいのかなって。欲を言うと顔の右側のほうが好きなので、3番よりは2番のがよかったですけど。(笑)でも特別なことがあったときとかはセンターをやりたいですね。

■カップリング曲についても話を聞きたいんですけど、全バージョン共通の“生理的なアンテナ”+TYPE-A〜Eに違う曲が入っていて、それぞれ普段とはメンバーが違うシャッフルユニットが歌っていますよね。

長月 最初にシャッフルすると聞いたときは、みんなめっちゃ喜んでいました。やっぱり普段はバトルをしているので、それがちょっとでも紛れるというか。

■やっぱりバトルをするのは、複雑な気持ちになるものですか?特に長月さんはLaLuceとシュークリームロケッツを兼任していますけど。

長月 いやですよー。バトルはできるならやめたいですよー。

■やっぱり、そうなんですね。シャッフルユニットのメンバーはどうやって決まったんですか?

長月 くじ引きで決めました!

■共通カップリングの“生理的なアンテナ”には、長月さんと阿部さん含む5人が「マーブルトパーズ」として参加していますが、変わった世界観の歌詞ですよね。
長月 生理的に受け付けてないよみたいなことを言いつつ、最終的に「好きになったのかもしれない」と言っていて、なんか私と似ているなと思ったんです。私、食わず嫌いで「絶対これ食べれないし!」とか思っていても、いざ食べてみてめっちゃハマることがあるんですよ。だから、わかるなぁと思いながら歌えました。

阿部 いままで歌ったことないような歌詞だし、テンポ感も軽やかでかわいくて、披露するのが楽しみな曲ですね。ただ、メンバーのなかで私だけ身長が20cmくらい大きいので、それだけが心配です。

■阿部さんだけ168cmで、他の4人は151〜153cm。

間島 圧倒的に大きいね。

長月 大丈夫、うちらが20cmのヒール履くよ!

■絶対に履く気ないですよね。(笑)実際、この曲みたいに第一印象と違うなと思ったメンバーはいますか?

長月 私じゃない? めっちゃ言われる。

間島 第一印象、あんま覚えてないかも。(笑)

長月 そうだよね…。1年前のことだもんね…。いいよ…、いいよ…。

■阿部さんは長月さんの第一印象は?

阿部 テレビで観ていたときは、めっちゃアイドルで、おとなしい性格かなと思ったんですけど、実際会ってみるとサバサバしてるし、明るいし、場を和ませてくれるし、いい意味で違いました。

長月 ありがとう。言わせといてめっちゃ照れる。恥ずかしい。(笑)

■間島さんはTYPE-B収録の“予想のメトロ”を歌っていますけど、ユニット名が相澤瑠香さん、大石夏摘さんとの3人で「るかわかなっつん」。

間島 ユニットのメンバーみんなで候補を出して、そのなかから決めたんですけど、かっこいい名前もあったんですよ。アイオーンとか、モアとか、ジオメトリックスとか、エキシビジョンとか。でも、結局「るかわかなっつん」になって。まぁ、覚えやすくていいかなって。(笑)

■誰が参加しているかすぐわかりますしね。楽曲的にはアイドルソングっぽくない曲調だなと思いました。「はっ!はっ!」の掛け声も印象的で。

間島 頭から離れないですよね。

長月 これ、隣で4000回くらい聴かされたから、自分の歌より覚えちゃいました。(笑)

間島 歌いこなせるか不安で、ずっと聴いていたんですよ。でも、そのおかげでレコーディングで褒められました!

■どんな部分を褒められたんですか?

間島 デモ音源が送られてきて、それが昭和のアイドルさんみたいだったので、その感じを真似して歌ったら、「いいよ!」ってめちゃめちゃ褒めていただけたんです。普段のアイドルのかわいい歌い方とか、J-POPを歌っているときのノリノリの歌い方じゃなくて、ちょっと癖のある感じで歌いました。

■この曲は「変化はいらない 疲れるだけだし」とか、ちょっと冷めたことを言っているじゃないですか。みなさんの人生とは正反対ですよね。

間島 そうですね。正反対だからこそ、ギャップがあってビビッとくるのかなと思って。だから、いつものアイドルの感じじゃなくて、全部バカバカしいみたいな感じで歌おうと思っています。

■実際の間島さんは、そういうタイプじゃないですよね?

間島 そんなこともないと思いますよ。自分で言うのもアレなんですけど、ちょっと中二病みたいな部分があって。尾崎豊さんに憧れがあるんですよ。こういう感じで歌ってみたかったから、すごいうれしいです。あと私、最後の「太陽はここにはなくてもいい」っていう歌詞がすごい好きなんです。太陽は正解とか、光とか、正しいイメージがあるじゃないですか。だから別に正しくなくてもいいんだよみたいなことを歌っているのかなと勝手に思っていて。めちゃめちゃかっこいいフレーズだなと思ったので、LINEの“ひとこと”とかにしたいです。(笑)

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