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ラストアイドル(LaLuce) VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

熾烈なバトルを制して「ラストアイドル」に返り咲いた5人を直撃!

表題曲をかけて5つのユニットが対決したラストアイドルの4thシングルは、LaLuce(ラルーチェ)が歌う『Everything will be all right』に決定した。もともと1stシーズンのメンバー入れ替えバトルで勝ち残った彼女たちだが、前回のユニット対抗戦で敗北し、一度はラストアイドルの座から陥落。しかし、後藤次利プロデュースで挑んだ今回は、幾度の困難を乗り越えてきた彼女たちならではのメッセージとパフォーマンスを武器に復活。秋元康、つんく♂、近田春夫、指原莉乃という並み居るプロデューサーたちとタッグを組んだ他ユニットとのバトルを制したLaLuce(阿部菜々実、大石夏摘、安田愛里、長月翠、鈴木遥夏)に、ラストアイドルに返り咲くまでの歩みを振り返ってもらった。

■“Everything will be all right”は後藤次利さんのプロデュースで、番組「ラストアイドル in AbemaTV」では後藤さんと初対面の日に、既に曲ができていましたよね。最初に聴いたときはどんな印象を持ちました?

長月 「かっけー!」って感じでした。仮歌は私たちに指導もしてくださった二宮愛先生が歌っていたんですけど、英語もペラペラで、めちゃめちゃ歌もパワフルで。「私たちに歌えるのかな?」と思うと同時に、闘争心が燃えて「早く歌いたい!」っていう気持ちになりました。

阿部 最初は後藤さんに会うのも初めてだったし、(6月に吉崎綾と古賀哉子が脱退して)5人でお仕事するのも初めてだったから、不安な気持ちでいたんです。でも、イントロを聴いた瞬間から鳥肌が立って。曲を聴いたら不安がなくなったというか、「なんかイケる気がする」と思えたんです。

■“Everything will be all right”は「きっとうまくいく」という意味だと思うんですけど、後藤さんから歌詞の意味について説明はあったんですか?

安田 具体的な説明はなかったんですけど、歌詞をじっくり見たときに、後藤さんから私たちへのメッセージが含まれているなと思ったんです。デビュー前からの私たちの心境が綴られているような歌詞だったので、言葉がなくても愛が伝わってきたというか。

■後藤さんはLaLuceがいろいろ苦労してきたことを知ったうえで曲を作ったんですかね?

長月 いままでの『ラストアイドル』の番組も、全部見てくれていたんですよ!

安田 見るだけでもすごい時間がかかるのに、本当にやさしすぎますよね。

大石 だから歌詞の意味を理解したときに、後藤さんが「大丈夫だよ」って言ってくれた感じがしたというか。5人になったばかりで不安だったんですけど、それを吹っ飛ばしてくれるような歌詞でした。

■大石さんは最初、英語が理解できなくて苦しんでいましたよね?

大石 そうなんです。“Everything will be all right”の意味がわからなかったんですけど、次の次の日くらいに学校で習いました。(笑)

長月 すごいタイムリー!

■まだ中学2年ですもんね。番組では後藤さんが「かっこよさを追求してほしい」と言っていましたけど、そのへんで苦労したことはありました?

安田 前回の曲(小室哲哉プロデュースの“風よ吹け!”)も王道アイドルな路線ではなくて、アーティスト寄りなイメージだったので、みんな表情も強い感じで、弱い部分を見せないように意識していたんです。だから、かわいくよりはかっこよくと言われたほうが、私たちとしても想像しやすかったというか。

鈴木 うちらがかわいい感じをやるのは想像つかない。

■かっこよく見せるために工夫したことは?

鈴木 前はアイドルっぽい表情ばかりしていたんですけど、あざといよりは、かっこいい感じを意識しました。それと今回はスタンドマイクがあったので、持ち方とか、手の位置とかにもこだわって、いままでと違うパフォーマンスが見せられるようにがんばりました。

大石 メロディーがロックだったので、ロック系な感じに近づけるっていうのもがんばったところですね。いままでロック調の曲をやったことがなかったので、どうすればロックみたいになるのか意識してました。

■ちなみに大石さんのなかでロックのイメージは?

大石 えっ……(B’zの)稲葉さん。

■まさか中学2年生から稲葉さんの名前が出てくるとは!確かに全体的にキリッとした表情でパフォーマンスしていたのが印象的だったんですけど、「鍛えるんだ」のところだけ笑顔で踊っていたのが気になりました。

安田 よく見てますね。恥ずかしい。(笑)

長月 実はダンスがキツくて、笑ってごまかしてるんです。(笑)

大石 でも、先生から「はしゃいでる感じで」とは言われました。

鈴木 うん。「思いっきり楽しさを出して」みたいな。

長月 え、そうなの!?しんどくて笑っちゃってた。

安田 真面目な顔しようとしても、変な顔になっちゃうから、笑うしかないみたいな。

■そうだったんですね。(笑)でも、振り付けは1番と2番で全然違うし、歌詞とリンクしているところも多いし、かなりこだわられたのかなと。

安田 後藤さんから振り付けのCRE8BOYさんに対して、ビックリするくらい細かく注文があったそうなんですよ。そのおかげか、すごく感情移入しやすくて。曲だけ聴いていたらかっこいい系ですけど、あえてお茶目な振り付けの部分とかもあって、背伸びしすぎてない、共感できるものになったと思います。

■曲だけじゃなくて、本当に全部プロデュースされてるんですね。前回のバトルでは小室哲哉さんのプロデュースでしたけど、違いは感じました?

長月 前回はとにかく小室路線みたいな感じをバーッと突っ走って、私たちとしては小室さんらしさを存分に出せたと思っているんですけど、今回は逆に私たちが後藤さんらしさを考えるような感じで。だから後藤さんがいままで作られた曲もたくさん聴いたし、この赤と黒の衣装も私たちで後藤さんっぽさを考えて寄せていったんです。

■長月さんは兼任しているシュークリームロケッツでも、秋元康さんとつんく♂さんからプロデュースされていますよね。

長月 だからちょっと人格が増えたんですよ。

■相手によって自分も変わるんですか?

長月 そうなんです。たとえば後藤さんのときだったら、ここは甘えていいところみたいなのがあるんですけど、つんく♂さんのときは甘えてらんないみたいな。だから、けっこう心が忙しいんです。(笑)

■秋元康、小室哲哉、つんく♂からプロデュースされた人って、世の中で長月さんくらいですよね?

長月 私、ギネスに載りたいんですよ。

■最も多くの人からプロデュースされた歌手として?

長月 そうです!そうです!そんな感じで。

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