ファンのみんなと少しでも多くの時間を共有したい！
■DJをはじめたきっかけは？
G 僕が思うに、僕は子供の頃から音楽が大好きだったんだ。僕はイラクの戦地で生まれ育って、その戦争を危惧した僕の両親と共にスウェーデンに渡ったんだけど、その時に僕が持っていったものは、イヤホンも付いていないソニーのウォークマンだったんだ。他の子供たちはきっとクマのぬいぐるみとかだったかもしれないけど、僕はそれを選んだんだよ！（笑）スウェーデンで生活することになっても、毎日そこから流れる音楽を自分自身が落ち着くために聴いていたし、気に入った曲があると、それを他の人にも聴かせてあげたりする毎日を過ごしていたんだ。だから、その時点で僕は子供の頃からDJだったかもしれないね！（笑）8歳の頃には、流行っている曲が知りたいならみんな僕に聴いた方が良いって噂されていたくらい音楽漬けだったんだよ。（笑）それからは12歳の頃にミキサーを手に入れて、自分で作曲を始めたんだ。合法な年齢の17歳の頃にはナイトクラブで夜な夜なDJをする毎日になっていったんだよ！
■現在では170万回以上も再生されている自身最大のヒット曲“Bomb A Drop”についてお聞かせください。
G 正直自分自身は他の曲と変わらず同じように作ったから、カッコイイ曲ができたとは思っていたけど、ここまで人気になるなんて思わなかったからびっくりしたよ！自分は他の人たちとは違う新しい物を作りたいと考えていたし、それに共鳴してくれたのがSteve Aokiであって、エレクトロやハウスの要素に、自分のバックグラウンドでもあるジャマイカンとヒップホップを融合したのがこの曲なんだよ。ビッグフェスでヘビロテされた曲に選ばれて身にあまる光栄だったよ。
■日本の印象はいかがですか？
G 最高だよ！今回の来日は2回目で、前回が1ヶ月半前だから、まだ日本のことを知ったばかりなんだけど、国柄も国民性も豊かだし、居心地がすごく良いね。今回は一人で来たけど何も問題なかったね。
■これからV2 TOKYOに出演する心境は？
G 正直言って一人で来ていることもあったし、場所も見たことなかったし、噂で聞いただけだったから、いったいどんなところなのか不安な部分もあったんだけど、事前にサウンドチェックをしに来て、音を流しながら空っぽの店内をじっくり眺めてみたら簡単に想像できたよ。このナイトクラブは最高だってね！なぜなら、小さいブース、隣にバーカウンター、目の前はすぐに観客だし。グルービーな一体感を肌で直接感じられるステージだったからさ。楽しみで待ちきれないよ！
■好きな日本食はありますか？
G 見つけたよ！とある焼肉屋さんなんだけど、今まで食べたことがないくらい美味しいお肉だったから、友達にも絶対に紹介したいと思って住所をメモったんだよ。思い出しただけで涎が出てきそうだよ！（笑）
■時間があったら日本のどこに行きたいですか？
G 限定された場所とかではなく、日本の文化を歩き見て体感したいね。文化的な面では僕が生まれた場所とはかけ離れていて、自然とそういうものに興味が湧くんだよね。共通するものがお互いを尊厳し合う精神的な面で、それが似ているのかわからないけど、日本に溶け込むのは意外と簡単というか、ナチュラルな自分のままで居られる気がするんだよ。
■意外な一面があったら教えてください。
G 意外な一面というか、みんなが経験したことがないことなら言えるよ！5歳か6歳の時に、いわゆるイラン・イラク戦争があって、自宅に爆弾が落ちてきたんだよ！幸いなことに不発弾だったんだけど、自分の2倍近くもある大きい爆弾が家の半分を破壊して、目の前に転がっていたんだよ！想像できるかな？その時の恐怖と不安といったら想像できない意外なことだよね。（笑）
■今後の展望は？
G とにかく様々な国をツアーで回りたいと考えているよ。経験を積みたいのもあるけど、僕もこの業界じゃまだまだ新参者だから、もっと頑張らないと自分を知ってもらえないからさ！ファンのみんなと少しでも多くの時間を共有したいね。
■最後にVANITYMIXの読者にメッセージをお願いします。
G SNSでみんなの応援メッセージ見ているよ！自分のSNSでリツイートしたんだけど、日本人で僕の曲を聴いて、クレイジーなくらい踊ってくれているファンを見て、日本には本当にコアなファンがいると知って本当に嬉しかったよ！ここまで熱狂的なファンは珍しいよね。だから感謝しているよ！また、プレイしに戻って来るから是非遊びに来てくれよ！
PROFILE
イラン出身スウェーデン育ちのDJ/Producer。自身最大のヒット曲となる“Bomb A Drop”を発表し人気を不動のものに。Steve Aokiとは数多くのステージで共演するほど全幅の信頼を置いている。
