僕は僕自身が心の底から楽しめるもの、みんなが想像していなかったものを作って、みんなを楽しませたい!
■DJをはじめたきっかけは?
D 子供の頃から音楽を聴き漁っては飽きての繰り返しをしていたんだけど、13歳の頃かな、初めて自分の曲を創作しようと思って、そういう音楽ソフトをダウンロードしたんだよ。だけど、説明書が難しくて、その時の僕には始めるにはまだ早かったみたいで、時間が経つにつれて存在を忘れちゃって使わなくなってしまったんだ。(笑)しばらく経って、大学に入った17〜18歳の頃に再び音楽熱が復活して、この時から活動がかなり本格的になったんだよ。ここだけの話、夢中のあまり学校もサボるくらいにね!(笑)3年間曲を作り続けて、21歳の時に初めて音楽配信ツールで自分の曲をリリースしたんだ。気付いたら今の位置にいて、多くの著名なアーティストの方が僕の曲をフェスで使ってくれて。Hardwellに発掘してもらってツアーを一緒に回ったり、23歳の今もあっという間で、正直たまに実感が湧かない時もあるんだよね。(笑)
■世界的影響力のあるDJ MAG にて、2014、2015年と連続で27位を獲得されましたが、そのことについてはどう思われますか?
D とても素晴らしいことだと思うよ!多くの人たちが投票してくれて、周りの人たち、ファンには感謝しかないと思っているよ。自分の曲でみんなを楽しませられているという評価にも繋がるしね!その反面で同時に思うことは、僕のように順位を気にしないDJもいると思うけど、僕より優れているDJが、僕より順位が低いがために僕より劣っていると世間から思われてしまう。時々この事に対して自分の中で葛藤があるんだ。それに僕の中では僕よりそのランキングの順位が低くても素晴らしいと絶賛し、尊敬しているDJが多くいるから、正直あまりこの順位は気にしないようにしているよ。
■これからELE TOKYOに出演されるにあたってのお気持ちは?
D 日本のクラブでプレイするのは初めてだからとても楽しみだよ!他のDJたちのSNSからお客さんがとても盛り上がっているのを見たから、期待に応えられるよう頑張るよ!
■今回は2度目の来日となりますが、日本の印象はいかがですか?
D 1度目は去年の大阪と東京で行われたelectrox beach Osakaとelectric zoo beach Tokyoで来日したんだ。タイトなスケジュールだったけど、すごく良い国だなって印象が残っているよ。もっと日本に居てみたいってのが正直な感想かな。それに食べ物もすごく美味しいしね!
■日本に来たら必ず食べたいと思う日本食は見つかりましたか?
D 間違いなくお寿司だね。これは断言できるよ!(笑)
■時間があったら日本のどこへ行ってみたいですか?
D 大阪と東京は行ったから、次は京都だね!周りからもよく京都のことを聞くから興味があるんだ!お寺もだし、舞妓さん、日本の文化にもっと触れてみたいと思うよ!
■最もDJにとって必要とされていることは「オリジナリティー」と発言されていますが、そのオリジナリティー溢れる曲の数々にはどのような想いが込められていますか?
D DJに限らず、音楽を創作するアーティストにおいて「オリジナリティー」は必要不可欠で、同時にそれはとても難しく骨の折れることなんだ。オリジナルがないとアーティストとして成り立たないと思っているんだ。新曲を作る度に、いつも僕はこの壁にぶち当たっていてもがいているよ。既存の曲を自分のテイストに仕上げるリミックスは、音楽の多様性・可能性を限定しない点でユーザーを飽きさせなくすることができるし、素晴らしいよね。だけどそれは派生であってオリジナルじゃない。僕は僕自身が心の底から楽しめるもの、みんなが想像していなかったものを作って、みんなを楽しませたい!それが僕のアーティストとしての本分だよ。
■将来の展望は?
D 当分は変わらないよ。アーティストとして多くの人を楽しませられるオリジナル曲をこれからも作るよ!同時にツアーにも出るしね。この繰り返しかな。あとは2014年の8月に設立したばかりの僕のレーベル「WOLV Records」で、Hardwellが僕にしてくれたように、これからも若くて才能ある人に機会を設けて、活躍の場を提供できたらと思っているよ。ひとまず今年の2月に、数ヶ月に1回新曲1曲をリリースするという固定概念を覆すようなEPをリリースする方向で動いているから、みんな楽しみに待っていてほしいね!
■意外な一面を教えてください!
D 勉強をすることかな!音楽にも夢中になるようにいろいろな知識を身につけて、普通じゃないことを考えられるインスピレーションを勉強するという意味でね。あといろいろな引き出しを持っておいた方がきっと便利だろ?(笑)
■最後にVANITYMIXの読者にメッセージをお願いします。
D 今回2度目の来日ができたことを嬉しく思っているし、ファンの方々に会えて幸せな気持ちでいっぱいだよ!日本のファンのみんなに支えられているという実感もできたし、また日本に来るつもりだから、その時はまたみんなに会えることを楽しみにしているよ!
PROFILE
2010年からDJとしてのキャリアをスタートし、2011年にHardwellのレコード・レーベルと契約。数多くの世界各国で開催されるツアーに参加。DJ Magランキングでは、2014、2015年ともに27位にランクイン。