コンセプトは「夢の続きをもう一度」――全員20歳以上で結成された「大人アイドル」が、活動4年目にしてメジャーデビュー!
「20歳以上の女性であれば誰でも応募可能」というオーディションにより、2015年に結成されたDREAMING MONSTERが、活動4年目にして遂にメジャーデビュー。シングル『月夜歌』が12月12日にリリースされる。平均年齢26.3歳、来年には30歳を迎えるメンバーもいるなか、「夢の続きをもう一度」というコンセプトのもと、メジャーデビューまでたどり着いた彼女たち。アイドル活動以前の苦労話から、大人アイドルならではの魅力まで、たっぷりとメンバー(木下沙央里はスケジュールの都合により欠席)に語ってもらった。
■ドリモン(DREAMING MONSTER)を初めて知る人のために、まずはお名前と「私といえばこれ!」という特徴を教えてください。
水口 水口奈美、リーダーです。グループいちの長身です。
眞壁 眞壁小百合です。ファッションが大好きなピンクマンです。
松本 松本優子です。グループ最年長で、来年で30歳になります。
長田 長田杏奈です。グループ最年少で、身長も最小です。元シンガーソングライターで、いまは「アイドル界の歌姫になる」をキャッチコピーにがんばっています。
藤方 藤方彩乃です。みんなから「姫」と呼ばれています。アイドルになる前は医療事務をしていました。
手塚 手塚穂奈美です。ゲームが大好きです。最近は『PUBG』とか、『コール オブ デューティ』とか、戦闘アクションゲームが好きです。
■今日は木下沙央里さんが欠席ですけど、プロフィールに「ぶりっこじゃないです」と書いてあったのが気になって。
水口 あざといキャラなんです。
藤方 ぶりっこというか、ファンの方を釣るのがうまくて。
■見た目はそんな感じしなかったですけど…。
松本 みなさんそうやって騙されるんです。
■そうなんですね。(笑)もうすぐドリモンはメジャーデビューされますが、決まったときの心境はいかがでしたか?
藤方 最初は「え、嘘でしょ?」みたいな感じでした。誰もができることではないと思いますし、ましてやアイドルがあふれているいま、こうしてメジャーデビューさせていただけるのは、本当にうれしいなと率直に思います。
水口 インディーズでもCDを出させていただくたびに喜びはあったんですけど、やっぱりメジャーということで、より世間に知っていただける機会があるんじゃないかなと期待しています。私たちは結成4年目になるんですけど、自分たちががんばってきた成果という意味でも、未来への期待という意味でも、うれしい気持ちでいっぱいです。
■まわりの反応はいかがでした?
眞壁 ファンの人たちもすごい喜んでくれましたし、私たちのことを知らない人からも、ちょっと注目してみようかなという反応をSNSやイベントの場でも感じるので、やっぱりメジャーってすごいんだなって思いましたね。
■「お母さん、メジャーデビュー決まったよ!」みたいな報告はしましたか?
長田 言いました。そのときは実家の近くにいたので、すぐお母さんに連絡して、抱き合って喜んで。私はもともとシンガーソングライターをしていたんですけど、全然うまくいかなくてこのグループに入ったんです。たぶん、そのまま続けていたら、メジャーデビューなんて何十年後になっていたかわからなくて。だから家族も本当に喜んでくれて。私は3期生なんですけど、先輩たちが努力して築き上げてくれたところに入って、こうして一緒にメジャーデビューさせてもらえるって、本当に幸せなことだなと思っています。
■1期生と2期生はメジャーデビューまで約3年ありましたけど、どんな期間でしたか?
眞壁 最初は誰もDREAMING MONSTERを知らないところからのスタートで、お客さんも少なくて、正直すごい不安でしたし、こうしてメジャーデビューできるなんて思ってもいなかったんです。しかも、みんなアイドルをやるのは初めてだったから、本当に右も左もわからなくて。
■結成時は元SKE48の加藤智子さんが中心にいて、半年足らずで脱退したじゃないですか。そこは苦労もあったんじゃないですか?
藤方 舞台のお仕事に専念するためにグループから離れたんですけど、やっぱり中心にいて、いろいろ教えてくださっていたので、「どうしたらいいんだろう?」って。そのタイミングで2期生が入ってきて、みんなで模索しながら進んできたっていう感じでしたね。大人アイドルと言っても、やっぱりいろいろ悩みはあったんですよ。大人なだけに進むスピードも速くて、その分プレッシャーもありましたし、大変なことも多かったかなと思います。
眞壁 私は2期生なんですけど、ちょうどオーディションのときに加藤智子さんがいなくなってしまって。それで新メンバーとして入ったときに、(メンバーカラーの)白色を受け継ぐことになったんですよ。それが本当にプレッシャーでしたし、ファンのみんなからは「新白色」と呼ばれて、名前も覚えてもらえなくて。いつか加藤智子さんみたいになって、早く名前で呼んでもらえるようにと思いながら一生懸命がんばりました。
水口 ただ、メンバーの入れ替わりもあったんですけど、いままでのメンバーも、いまのメンバーも、みんながいたからこそ、いまこうしてメジャーデビューできたと思うんです。そこはみんなに感謝だなと思いますね。
■大人アイドルという部分に対して、批判を受けたりはしませんでした?
藤方 そこは珍しがってもらえたというか。大人でも一生懸命に夢を追っている姿を応援してくださる方が多くて。最近は「ババア」とか言われがちですけど。(笑)
水口 最初はファン層も大人な方が多かったんですけど、いまは若いファンの方も増えたので。
藤方 年下のファンも増えたよね。
■ファンが年下だと、お姉さん扱いされるんですか?
長田 「ママ」って呼んでくるファンもいます。(笑)ツイッターに「俺のママ」と書いて一緒に撮ったチェキを載せたりするんですよ。「誰がママだよ!」って思いますけど、かわいいなぁって。
■最年少なのに。(笑)
長田 そうなんですよ。ただ、大人なので話しやすさはあるのかなって。アイドルとファンというよりも、相談に乗ってくれるお姉ちゃんみたいな。恋愛のこととか、仕事のこととか、信用して話してくれる方も多いので。