DJ yaksa（Y）
JUICY M（J）
location：V² TOKYO
photo by：Kazunori Wataya
第三回
セクシーで美しすぎる女性DJ JUICY M対談
音楽ジャンルは変化していくけどクラブシーン自体は変わらない！
■お互いが思うDJの魅力及びクラブシーンについて
J 私は、最初の1分間が一番好きだわ！でてきた瞬間にみんなの顔をみて、すごくみんなが嬉しそうにしているのを見るのと、新しい音楽をプレイした時にその反応が見れるから、それが一番私にとってDJをする魅力のひとつだと思うわ！
Y そうですよね。音楽を通して、お客さんとのやり取りが出来る事が最大の魅力のひとつですね。あと、僕の場合は、ダンスミュージックで踊る、躍らせるというのは言葉が通じなくても出来ることで、自分のカッコイイと思う曲をちゃんと組立てた流れで、上手く盛り上がりを作れた時の感動が一番の喜びですね。
J いっぱいあるから言いきれないんだけど、そこかしら。（笑）
Y 僕は、JUICY Mさんのプレイを見て、ネットでも話題になりましたが、CDJ4台使いが何といっても魅力のひとつだと感じました。パワフルなプレイスタイルに計算されたミックス、アカペラの混ぜ方など、何よりも自身がパーティーしながらのDJプレイは見る者、踊る者を惹きつけて楽しさが伝わりますよね！
J ありがとう。とっても嬉しいわ！
Y JUICY Mさんが思う、男性DJと女性DJの違いとかってありますか？
J DJとして女性だと大変なことがいっぱいあると思うわ。女性DJはみんな綺麗でいたいからメイクアップしないといけないし、それにドレスアップもしなくちゃいけないから、男性みたいにTシャツに黒いズボンを履いてプレイすればいいわけじゃないしね。（笑）どちらかというと大変なことのほうが多いわね。だけど、スキルとしては男性と女性で別に違いがあるとは特に思わないわ。男性にしても女性にしてもDJとしてデビューしてから、そこから上にあがっていけるかいけないかは、その人の技術によるものだからと思うしね。
Y わかります。結局、上にあがっていくには技術や向上心も含め、男性でも女性でも関係なく、目標を定めて追求していくことが大切ですよね。JUICY Mさんが思う今後のクラブシーンは？
J あまり考えたことはないけど、音楽のジャンルはいろいろ変化していくところはあるけど、もともとある根底は変わらないと思うわ。私はどうなっていくかというより、現時点でのクラブの形態がふたつに分かれると思っているの。ひとつは、ドレスコードがあって、テーブルに付いて、ボトルサービスがあって、お酒を楽しむのがメインとなる感じのクラブ。もうひとつは、みんなで踊ったり、跳ねたりして、どちらかというとお酒を楽しむというより踊りを楽しむ、音楽そのものを楽しむクラブのふたつにわかれていると思うわ。今後はどちらもそれぞれ進化して続いていくでしょうけどね。私自身は音楽を聴いて楽しんでくれる雰囲気のほうが好きだわ。どこへ行ってもそうだけど、基本的に音楽は様々に変わっていくと思うけど、クラブシーン自体は変わらないと思うの。
Y そうですよね。音楽は様々に変わっていくと言っていたように、僕は、昔からそうですが、今以上に様々な音楽ジャンルがナイトクラブでプレイされる様になると思います。ジャンルの細分化も進んでいますし、大きなくくりでの言葉になりますが、僕としてはHIPHOPやハウスはこれからもっとプレイされてくると思っています。今日はこれからV² TOKYOでプレイされますね。今まで何度も来店してプレイされていると思いますが、今の気分はどうですか？
J V² TOKYOについては、毎回来日する度に何度も来ているから、自分の家みたいな感じだわ。（笑）遠い自宅みたいな感じで、毎回ここに来ると同じファンが前のほうにいてくれたり、いつもプレゼントをくれたりするから、ここは私にとって本拠地みたいなものね。
Y そうですよね。今、僕はELE TOKYOでやっていて、V² TOKYOからは離れていますが、V² TOKYOのお客さんの中には、ここだけが好きというお客さんがけっこう多いですし、アットホームな感じなので、店全体にファンがたくさん付いてくれているのかなと感じますね。
J 初めて来日したのがV² TOKYOのパフォーマンスで、今まで4回来ているけど、毎回いつでもすごく良いから、ここは故郷のように安心できる感じがするわ。（笑）
Y ありがとうございます！海外と日本のパーティーに違いは感じますか？
J 日本は女性のファンが多いから、すごく私自身は嬉しいわ。ヨーロッパだと男性のファンばっかりだから、毎回来日するたびに思うことだけど、女性のファンが多いのはすごく嬉しいことなの。
Y なるほど。僕が感じた違いですが、日本のナイトクラブに来るお客さんは多様な目的があるように感じられます。僕らDJからすると、ダンスミュージックで楽しんでもらいたいですが、その店の雰囲気を楽しまれるお客さんも多いのかなと感じます。せっかく遊びに来て頂いているので、もっとドレスアップしたり、パーティー感を味わったりして欲しいなとは思いますけどね。その点、海外のパーティーは仲間内でも来ていても、知らない人と一緒になって騒いで踊って、単純に楽しんでいる方が多い気がします。日本でも、もっとシンプルに遊んでもらえたら嬉しいんですけどね。（笑）
