Thom Jongkind(T)
Blasterjaxxが詰まったアルバムを待っていて!
■DJをはじめたきっかけは?
T 実は元々僕はただのダンスミュージックが好きなクラバーだったんだよ。DJを職業として歩もうとか、曲を作りたいとかは最初は思っていなかったんだ。でもある日、DJセットを持っている友達の家に行った時に、「トム聞いてくれよ!DJってすごいんだぜ!?」ってそいつが言ってきてさ。(笑)最初は全く相手にしていなかったんだけど、まるで魔法の言葉じゃないけど、気が付いたら友達よりものめり込んでいたんだよ!(笑)それが14、15年前だったかな…。とりあえずのめり込んだ先が7、8年前のブレイクスルーで、Tiëstoがミュージックフェスティバルで僕らの音楽を流してくれてから人生が変わったんだ。そしてTiëstoに続き、Laidback LukeやArmin Van Buurenらレジェンド達まで、僕らの曲を次々とサポートしてくれて、ここに来るまではあっという間だったなって感じだよ。
■来日した感想はいかがですか?
T 日本ってなんて良い所なんだろうね。オランダに慣れてしまったからっていうのもあるだろうけど、日本のが断然良いし、日本人に嫉妬してるくらいさ!(笑)人生がリセットされるとして、1個だけ決めて良いと言うなら日本に住みたいって僕は答えるね!とにかくそのくらい日本が好きなんだよ!良くクールに見られがちだからそんな風には見えないかもしれないけどさ。(笑)
■好きな日本食はありますか?
T 大のお肉好きなんだけど、その中でも和牛!他に勝る牛がある?(笑)調理方法も日本はいろいろと発展していて飽きないし、そもそも根本の味が染みると言うか、筋肉が喜んでいるのがわかるくらい自分の身体にハマるんだ。もちろんお寿司も大好きなんだけど、一回他の国でお腹壊してからはツアー中は魚介類は食べないようにしているよ。プロだからね!(笑)
■日本で行きたい場所はありますか?
T 皇居の近くに公園があるよね?ネットでいつも調べているんだけど、そこにも行って見たいし、日本は他にも自然のスポットが多くあるから、時間がある限り探索したいのが本音だよ。だから日本への移住も考えているんだよ。(笑)
■これからELE TOKYOへ出演されるお気持ちはいかがでしょうか?
T 多くの仕事がフェスへの出演だから、クラブショーがいつも楽しみなんだ。大抵90分間の契約だけど、そんなの関係なく、今さっきELEのプロモーターの人に長くやっても良いか聞いてOKをもらったから、出演する前からやる気満々だよ!フェスじゃ流せないディープな曲だったり、変幻自在に変わる空気でプレイするのはいつも身が引き締まる思いで良いよ。
■意外な一面があったら教えてください。
T 毎朝7時に起きて娘の世話をして、準備させて学校に送り出すっていうイクメンもやっているよ!意外でしょ?(笑)もちろんその後はスタジオに直行しているけどね。(笑)
■今後の予定をお聞かせください。
T 今はアルバム作りに専念しているんだ。ツアー中もツアーじゃない時も、作ったループを聞くと嫌な気持ちになるくらい繰り返し繰り返しハードに曲作りをしているんだよ。だからその分、壮大で集大成的なアルバムに仕上がると思うから、楽しみに待っていてほしいな。その流れでアルバムの1曲目に収録する“Super Friends”と言う曲を先行してリリースすることが決まったところだよ。あとはそのアルバムを引っ提げてのツアーも回りたいと思っているんだ!
■VANITYMIXの読者へメッセージをお願いします。
T いつもたくさんサポートをしてくれている日本のファンのみんなには、もう感謝の言葉が自然と心から出て来るよ。本当にどうもありがとう!まだまだ現役バリバリだから、引き続き応援もお願いしたいし、みんなのためにもアルバムを作っているから、ぜひ楽しみにしていて!
PROFILE
Thom JongkindとIdir Makhlafの2人組からなる、オランダ出身のDJ兼プロデューサー。近年のDJ MAGでは毎年TOP50位圏内に必ずランクインする、ビッグルーム界の超実力派。世界中のダンスフロアを揺らし続けている彼らの、破壊力バツグンで重低音の効いたサウンドと、迫力のプレイは必見。