デザイナー中山路子が新ブランド「M(エム)」をスタート!

subミュベール(MUVEIL)を手掛ける、デザイナー中山路子が新ブランド「M(エム)」をスタートします。そして「M(エム)」を展開する拠点として、東京・神田明神に新店を2017年6月16日(金)オープンしましまた。

新ブランド「M(エム)」のキーワードは、洗練・快適性・主張です。女性らしさを纏ったモダンなデザインに、伝統的な紳士服のディテールを組み合わせ、新しい衣服を製作します。

キッチュな世界観を構築するのが得意な中山であるが、「M(エム)」ではデコラティブな表現を控えめにしており、纏う者のアイデンティティを引き出し、影からそっと支えるようなワードローブを発信していきます。

コレクションの基軸となるのは3つで、一つはメンズ服の再構築です。紳士服を解体し、女性らしさをパターンの中から組み込みます。全体的にゆったりとしたシルエットの洋服が多いが、袖を通せば凛とした女性らしい姿に変わって映ります。

sub2素材・シルエット・製法に関しては「上質な日常を生む服」をキーワードに、日々を豊かにしてくれるこだわりのものを選択しています。日本製の商品も多く、手触りも優しいものが多い。ドレープを入れたり、袖を長くしたりと、小さな変化を加えることで、美しい所作を導くデザインを追求していきます。

ファーストシーズンとなる2017年秋冬コレクションは、秋15型冬15型合計30型でのスタートです。ソフトな手触りのカットソーやタブルジャケットのセットアップ、袖にギャザーを寄せたコートなどを揃えています。カラーは、ブラック、ベージュなど落ち着きある色彩を中心に展開され、アクセントに添えたソフトなグリーンとバーガンディが品よく彩ります。今後は、春夏・秋冬にコレクションを発表し、年に2回新作を提案予定です。

「M(エム)」の拠点となるのは、天平2年に創設された神田明神にある新店で、朱色の鳥居を潜り抜け、境内を右手奥に進むと時を感じさせる白いビルがあります。選んだのは、ビルの302号室です。半分ミラー張りの店内は、伝統的な趣とモダンな要素が入り混じった雰囲気なんです。

ラックには、一つひとつのピースが見やすいようにかけられ、それぞれのラックの間には、シーズンビジュアルが飾られています。また店内に設置された、モニターでは若手映画監督・小谷野五王による映像作品が流れています。作品は「M(エム)」をイメージしたもので、一人の女性が主人公になっています。

今後、ストア「M(エム)」は、ショップとして機能だけでなく、アートワークのエキシビションや他作家を招いた作品展開の拠点としても活躍していくそうです。様々な企画を設けることで、来店客の”五感に響く”空間を創り出していきます。

オープン記念企画として、2017年6月16日(金)から29日(木)までは、小林和人企画展「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」を開催されます。

詳細
新ブランド「M(エム)」
・新店「M」
オープン日:2017年6月16日(金)
住所:東京都千代田区外神田2-16-2 302号
・小林和人企画展「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」
開催期間:2017年6月16日(金)~29日(木)
時間:13:00~19:00