みんなの胸に届く曲を作り続けたい!
■DJをはじめたきっかけは?
M 大学のラジオで当時流れていたエレクトロミュージックに魅了されたことから始まったんだよ。ラジオが廃れ始めていた頃だったかな…。僕がラジオを通して新しい音楽と巡り会えた様に、他の人にもラジオを通して新しい音楽、良い音楽をもっと知って欲しくて、その大学のラジオ局に加入してからは自分のミックステープをいつも流していたよ。その繋がりで、あるレコードレーベルが僕のミックスを聴いてくれたみたいで、そのレーベルにデモテープを送ったところ、トントン拍子に曲をリリースすることになって、本業として本格的にやるようになったという流れだったよ。気持ちはその頃と変わらず、みんなの胸に届く良い曲を作り続けることだよ。
■美メロとして知られているMorganさんですが、何か曲作りの秘訣はありますか?
M あまり一つの曲に時間を掛けないことかな。僕の場合はとりあえずキーボードをひたすら叩いて、しっくりくるメロディーがポップアップしたら、そのメロディーに合わせてどんどんメロディーを脚色していくパターンが多いんだ。スタジオにいることが長いかな。好きだから時間を忘れて没頭しちゃうんだよ。
■グラミー賞にノミネートされた時のお気持ちはいかがでしたか?
M そうだね。僕のキャリアの中では切っても切り離せない名誉なことで、とても感激したし嬉しかったよ!1度目は“The Longest Road (Deadmau5 Remix)”で、2曲目は“Fantasy(Morgan Page Remix)by Nadia Ali”で、この2曲は自信にも繋げてくれた柱みたいな思い入れのあるトラック達だよ。
■これからELE TOKYOに出演されるお気持ちはいかがでしょうか?
M 前回はULTRA JAPAN 2014で、今回は日本で初めてのクラブショーということだから、とても楽しみにしていたんだ!
■日本の印象はいかがですか?
M また日本に戻ってくることが出来てとても感激だよ!日本の風景はもちろん、特に日本のグルメシーンにはとてもハマっていて、日本食をまた食べられるんだと思うと幸せな気持ちになるし、妻にも羨ましがられたよ!(笑)妻も以前旅行で日本の京都に来た時に、とても気に入った様子だったからさ。(笑)とにかく夫婦共々すごく好きな国なんだ!
■好きな日本食などはありますか?
M 例外なく全部好きだよ!寿司も焼き鳥もすき焼きもしゃぶしゃぶも玉子焼きも京野菜も味噌汁も。(笑)繊細な味付けが素晴らしいと思うし、これがまた渋い緑茶に合うんだよね!
■日本で行ってみたい場所はありますか?
M 正直住みたいくらい時間かけていろいろな日本を楽しみたいな。実はもうプランニング中で、まず妻と一緒に温泉に行こうって話し合っているところなんだよ。あと伊豆諸島も名所だと聞いているから、そこにも行くつもりだよ!北海道と沖縄も計画中さ。(笑)
■今後流行りそうな音楽のジャンルを教えてください!
M 過去2年でCalvin HarrisやMarshmelloみたいなベース主体の曲で席巻されている中、もちろんその類は残りつつ、ヒップホップスタイルの需要もかなり拡大して来ているよね。僕は今年あたりに、また更に変わっていくんじゃないかと考えていて、どんなものかは僕も正直手探りだけど、間違いないのはやっぱり聴く人の頭に残る様な有能なメロディー主体なのはいつの時代も変わらないよね。
■今後の展望は?
M Aviciiがやっていたみたいに、アルバムとして一気に曲をリリースするのではなく、EPに小分けして次々新曲をリリースしていくつもりなんだ。そうすることで一つ一つの曲がより一層引き立てられるという様なロジックかな。あとはラブソングやローテンポ曲などのプログレッシブバージョンのリミックスなども含め、今年は多くの曲をリリースするつもりさ!
■意外な一面があったら教えてください!
M 実は超ど田舎の辺り一面が農場みたいなところで生まれ育ったことかな。(笑)ある意味そういった環境に居たからこそ磨かれた感性はあるのかもね…。
■最後にVANITYMIXの読者にメッセージをお願いします。
M 日本のファンがいることがとても嬉しく思うよ!そのサポートのおかげでこの日本に来日することが出来て、美味しいご飯も食べられて、感謝でいっぱいだよ!しばらくはプロデュース業とアメリカのツアーで来られないかも知れないけど、絶対にまた日本でショーをするつもりだから、また会えることを楽しみにしているよ!後はたくさん曲をリリースするから是非聴いてみてね!どうもありがとう!
PROFILE
グラミー賞に2度ノミネートされたアメリカ出身のDJ兼プロデューサー。全米英ビルボード・チャートでも驚異的なビッグヒットを記録し、メロディアスな”美メロ”で知られる。日本では「Ultra Japan」 への出演などでも活躍。