Marlon Flohr(M)
もっと良いものを、もっとデカいことを!!
■DJをはじめたきっかけは?
M ナイトクラブには若い頃から行っていて、DJは身近な存在でもあったし、憧れでもあったんだ。彼らが何をどう操作しているのかが気になって、初めは趣味程度で始めたんだよ。友達に貰ったり、ショップで買ったりした機材を揃えてからは、時間があればベッドの上でパソコンを開いて音楽ソフトで曲を作ったりアレンジしたり夢中になってやってたな〜!(笑)趣味が仕事に変わったのは、声を掛けてもらったローカルなクラブでの初めてのプレイだったんだ!その時の友達の一人が今のパートナーRalph van Hilstで、彼も何の気なく趣味でいろいろと曲を作っていたから、「一緒に曲を作ってくれないか?」って声を掛けてBASSJACKERSを結成することになったんだ!
■多くの曲をリリースされていますが、一番思い入れのある曲はなんですか?
M “Derp”は間違いなく僕らをリードしてくれたヒット曲なんだけど、個人的にはTiestoのレーベルからリリースした“MUSH MUSH”が思い入れ深いかな。その曲のおかげでヨーロッパやアメリカを含めたいろいろな国へのツアーが次々決定していったから、僕らの中ではターニングポイントになったトラックとして、キャリアの中で外せない存在だよ!
■新しくリリースされた“Destiny”についてお聞かせください。
M この曲を含めたEPも特別なものになったよ!いつも何か新しい要素を取り入れて、カッコいいものを作ろうとするのが僕らDJでありプロデューサーの本分でもあるけど“Destiny”は特にそれが強く現れた作品だと思うよ。インスピレーションはデーモンを意識して作られた曲で、バンジージャンプとか、生命の危機を意識する中に現れるデーモンさ。それにBASSJACKERSらしさを取り入れたトラッピーなサウンドが組み合わせることでカッコいい曲に仕上がったよ!
■DJをする際に心掛けていることはなんですか?
M やっぱり僕とお客さんとのエナジーのやり取りが重要だと思うし、それがやっていてすごく楽しいんだ!僕も人間だから風邪だってひくし、気分が上がらない時もある。最高のコンディションじゃない時があるんだけど、でも、ステージに立って1曲目をかけるとそれが一変するんだよ!それは曲に反応してくれるクラウドがいて、そこでエナジーのやり取りをして、元気を貰えるからさ!だから僕も負けじとエナジーを精一杯返すんだよ。これがたまらないんだよね!
■去年のDJ MAGでは39位、今年は34位を獲得されましたがお気持ちは?
M 順位とかは関係なく、光栄に思うよ!DJ MAGは、ひとりひとりが時間と手間を割いて5人を選んで投票してくれる訳だけど、その5人の中に僕らが選ばれることが恵まれているなって。本当に感謝の気持ちでいっぱいだよ!
■これからELE TOKYOに出演する心境は?
M 日本のファンのみんなとエナジーのやり取りができると思うと今から楽しみで仕方ないよ!みんなも楽しんでくれたら嬉しいな!
■日本の印象はいかがですか?
M 何回か来日して感じたのは、日本は自然と都会がバランス良く入り混じっていて、美しい印象が残っているよ。人々もフレンドリーに接してくれるし、食文化も進んでいて、素晴らしいと思うよ!
■好きな日本食はありますか?
M まだ広く日本食を食べることができていないんだけど、日本産の牛肉を食べたんだ。いろいろな部位のお肉を選別して出してくれて、どれも綺麗な模様の筋が入っていて、舌の上でとろけたんだ!あんなに繊細で美味しいお肉なんて今まで食べた事なかったから感動したよ!
■日本で行ってみたい場所はありますか?
M 渋谷のスクランブル交差点にもう一回行ってみたいよ!実は前回来日した時に行ったんだけど、時間がほとんどなくて、流し目程度だったんだよね。時間帯別でも見てみたくて。ほら、時間によっても雰囲気が変わるって聞いたからさ!あの空間に何かを感じずにはいられないと思うから、そこで自分が何を思うのかがすごく気になるよ!
■意外な一面を教えてください。
M ファンの人が知らないことと言えば、いつどこでも寝られることかな。(笑)ほら、パフォーマンスでみんなとエナジー爆弾の投げ合いをしているから、終わった後はすごく疲れるんだ。(笑)いつも長旅だから疲れてるとか、スタジオで長時間集中して制作していたからとか、いつもいろいろな言い訳がうまい具合にあるんだよね。(笑)もしかしたらただ単に何かの病気かもしれないけどね!(笑)それくらい睡眠マシーンなんだよね!
■今後の展望を教えてください。
M 僕はいつも目の前のことにいっぱいいっぱいだから戸惑っちゃうよ〜!(笑)とにかくこれからはもっと良いものを、もっとデカいことをっていうのをモットーにしているかな、、、。あとは良い曲ってやっぱり経験によって生まれてくるから世界中をもっともっとツアーで回って貪欲にインスピレーションを獲得していきつつ、それをどんどんスタジオでアウトプットしていきたいね!ファンのみんなにはそれを楽しみにしてもらいたいな!
■最後にVANITYMIXの読者にメッセージをお願いします。
M 来日する前によく日本のファンからSNSを通して応援メッセージが送られてくるんだ。そんなファンがいてくれる日本が大好きだし、また来たいって強く思うよ!日頃からの応援ありがとう!
PROFILE
オランダ出身の2人からなる実力派DJデュオ。Rihannaのリミックスを手がけたことから注目を浴び、Afrojackとのコラボ曲“What We Live For”が話題に。世界3大音楽フェスティバルなどへの出演も果たし、世界中の観客を虜にしている、いま最注目のアーティスト。